和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

2013-01-01から1年間の記事一覧

夏衣あれこれ

七月・・・月日のたつのは本当に早いっ〜♪タペストリーは花火。琵琶のお人形もちょっと休憩〜☆今日は夏の着物、浴衣など最近の写真をあれこれ〜。最初のお二人は四回で着物も帯も着られるようになったため、チケットが一枚余った。 で・・・その一枚で浴衣を…

琵琶演奏会&着せつけ・・の一日

朝4時・・この日の私の起床。諸々の用事を済ませ、9時にはチーム・HASEGAWA集合。 各自今日の心構えや手順を復習し確認する。 少し顔色悪い方がいる・・ 「ちゃんと朝ご飯食べてきた?」と聞く私。 「はい!!」という早い反応。 この感じでは食欲がな…

梅雨の晴れ間

久しぶりの梅雨の晴れ間・・・ 梅雨と言えばつまがかかった下駄。 今日の玄関はこんな感じ。可愛い下駄を用意した。久しぶりに習い始めて間のない方の着姿を紹介。 この日が三回目の方・・・ まずは1人目。この日着物と帯全て一人で着た。 着物はお母さんの…

けいこさん〜♪

土曜日の日、けいこさんが来た。今日はけいこさんの話をしよう。 「けいこ」のハンドルネームで時々コメントを入れてくださる方。この方、初めて和装組曲に来た時 「京都へ玉三郎の京都賞授賞式に行くのに着物で行きたい。」 と、習いにいらした。 勿論着物や…

夏の制服到着〜☆

夏の制服が届いた。 半袖である。 今までは冬の長袖しかなかった。 着物の着せつけに大人数で出張するのは主に冬だけだったから。 夏場は浴衣とかがほとんどでそれも教室内での着せつけが多かったのでほとんど制服は不要だった。去年琵琶の石川支部の演奏会…

  ☆ ちょっと怖かった話〜 ☆

着物の話も嫌と言うほど続いたのでちょっと気分転換。 ・・★・・・ちょっぴり怖かった話さあ〜・・・・・・・・★・・・★・・・★・・・・・ 今から二十年弱前の話。 知り合いのお義父様が亡くなられた。 病院で・・。 当時は病院の霊安室で御家族が御遺体を引…

二人の女性〜♪

今日はこのお二方について書こうと思う。親子ほど年が違う。かたや半襟つけを習いに来た年配女性。 かたや仕事の空きができ半襟つけを教えに来た若い女性。二人の女性を写真に撮ってとっても二人とも美しいなあ・・と思ったので今日はその話。まず年配の女性…

廣瀬染工場見学〜♪

東京二日目の午後・・ 場所を渋谷から中落合に移動。 廣瀬染工場見学 とにかくびっくり。 東京でこれだけの敷地を持つおうちがあるのだと。 自宅だけでなく敷地内に染工場を持たれているのだから当然といえば当然か・・座敷に案内されてまたびっくり。 まさ…

NHKふれあいホールギャラリー〜♪

東京二日目は二か所・・・ まずは 渋谷・NHKふれあいホールギャラリー 前回に簡単に説明した江戸型彫の矢田先生と、私の敬愛する安齋先生にお目にかかりに行く。 開場が10時30分・・。 開場はこんな感じ。安齋先生のこの日のいでたち。後ろ姿だけうつ…

ただいま〜♪

月曜日から東京に行っていた。 さっき帰ってきたところ。今回の一番の目的は知人から・・というより大先輩から案内のハガキをもらったため。 この方は一度わが和装組曲で講演もしてくださった方で江戸型紙&染めの先生安齋君予さん。(次回に登場頂く予定) …

六月のしつらえ〜♪

早いもので明日からはもう六月。玄関を六月バージョンに・・タペストリーは、蛍に。塗り台の上はちょっと可愛くした。 昨日母を連れ出し食事した豆腐料理のお店の方がくださった。 ランチョンマットとして使ったものは既に汚れているのでいつも帰り際に・・…

怪しい〜女(ひと)〜♪

まずは・・・何に見える? 鳳凰?鶴?孔雀? は・は・は・・・分かった?? 麻雀牌〜男物の羽織裏にはある・・・見たことはある。 しかし・・なんと・・・女ものの帯。着物は江戸小紋、「行儀」。合わせた半襟と小物は・・・実際着てもらうとこんな感じとな…

最高齢86歳〜♪

その電話があったのは二日前。間に立つ方が電話をくださった。 気がねそうに・・・御高齢だけどだめ?無理?・・と。とにかく一度お会いしましょう・・そのあと決めましょうと。 それから30分後に我が和装組曲に来てくださった。お話を要約すると・・こん…

創作帯結び

本来はこれを先に書くべきだった。 琵琶の演奏会があったためそちらを優先したのだが・・・。いつも火曜日の夜は創作帯結びを練習している。 各自自由に。 先だっては結婚式に出席されるNさんの着せつけ依頼があったのでその結びに焦点を合わせていた。 何…

琵琶の演奏会で〜♪

昨日は県立音楽堂で演奏会「琵琶と邦楽の会」・・ 素晴らしい方々とご一緒させていただき身に余る光栄の一時。 もう生涯に二度とないかも・・ さらに今日は色々な方に聞きに来ていただき感無量。 本当に忙しい折にありがとうございました。 この場をお借りし…

受講生の声   〜モナコ編 & 京都編〜

今回はお二方のご紹介。 ● Sさんの場合・・・・モナコ編 ● 以前 「受講生の声」〜デンマーク・コペーンハーゲン編〜として載せた。 美術館の中での彫刻に囲まれた晩餐館、しかも世界一と認められたシェフによる料理・・・ 何処のどんな方なの・・・という驚き…

十二単のきせつけ・・その二

昨日の教室・・・・・ 利休草と鉄線。さて・・さて・・・ 昨日は十二単の講習会第二回目。 一回目では装束の扱い方や心構えを中心にしたが、今回は長袴の着せつけやしまい方を中心に丁寧にご教授いただいた。 緊張の面持ちで・・・まずは開始。 昨日の装束は…

薬玉(くすだま)

掛け声とともに二つに割って中から金銀の紙吹雪がふりかかる・・・ 今では道路の開設や選挙運動の時にしか目にしない・・・かも。薬玉を室内に賭けたのは平安時代。 端午の節句に薬玉を室内に掛けて置くと長寿を得られるという中国の習慣から来たものらしく…

車いすの方の着物の着せつけ

早くも五月の三日・・・日の経つのは早っ〜・・・!!! お問い合わせがあった・・ 車いすで生活する方が着物を着て法事に臨みたいとのこと・・・可能かと。 「半身不随」と「着物」の着せつけで検索したら「和装組曲」のブログに行きついたとのこと。 「ち…

ご報告

昨日琵琶の打ち合わせの日・・・ そして今練習中の曲や演奏会で弾く曲を皆の前で披露。ここには私はいない。私の時にデジカメを押す方がいなかった。(笑)今日は何故こんなことを扱ったかと言うと昨日面白い琵琶を持ってきてくれた方がいたのでお見せしようと…

五月のしつらえ

「花残月」もあと四・五日もすれば終わり・・・ と、いうのに昨日、今日の金沢・・霰はふるわ、雷はなるわ、どうしちゃったの?という天気。 で・・・気分一新・・ 設えを変えた。 五月の為に兜をだした。 この兜、源義経の兜をかたどったもの。 笹竜胆でお…

新しい教室始めます〜♪

職場の玄関・・もうこんな時節・・ わが和装組曲は着物の畳み方は勿論のこと、足袋の履き方すら知らない方々でも5回で着物を着て外に出られるようにしますとうたっている。実際は5回かからない方も多い。 勿論手結び・・・道具は使わない・・補正もしない…

ちよさんとのこと・・・・♪〜♪♪

今までの私の人生で敬愛する人が何人かいる。 その中の1人「Cさん」について今日は書こうと思う。 「Cさん」を仮に「ちよさん」と言うことにしよう。 人の名前をアルファベットで呼んでも何だか実感がわかぬので。いつもながら何の構想も下書きもない、思…

法事の装い

人の人生には幾つかの節目がある。 節目の中でも大きな節目では儀式が行われる。 どれが大きくて、どれが小さいかは各々地方でも家でも違っているはず。 出産 お宮参り 七五三 入学式 十三参り 卒業式 成人式 結納 結婚式 葬儀 法事・・・昔は各々の儀式と着…

着物姿あれこれ〜♪

卒業式に入学式・・間に結婚式や送別会など各種パーティなどなど・・・ ちょっとあわただしい日々が過ぎた。その合間合間に自分で着る事が出来るように習いに来ていた方々もいれば、娘さんやお母さんに着せてあげたいと習いに来ていた方々もいる。 春休みで…

御所車

平安時代の身分の高い貴族の乗り物を「牛車」という。 その「牛車」・・・別名「御所車」ともいう。 江戸時代の小袖や能装束にも「源氏物語」を象徴するモチーフとして効果的に使われていた。 特に着物には牛を除いた御所車を華やかな風情で書かれていて別名…

雨文様

時節がら桜の文様に一度は触れてみようと思っていたのだが、色々なブログで満開の桜の写真を見るにつけ絵や文様として桜の記載は無粋だなあ、 と思い迷っているうちにあいにくの雨。俵屋宗達の風神・雷神の「蝙蝠」(かわほり)。 いつもコメントを下さる礼…

犬文様・猫文様

猫や犬の文様を着物や帯に書くとは考えられない・・と思われるかもしれないが案外多い。 特に犬は桃山、江戸時代画題として取り上げられている。俵屋宗達の子犬図、丸山応挙の作品などを模写した着物や帯が流行ったり、洋犬「狆」(ちん)、犬のはり子、竹に…

蒲公英(たんぽぽ)

今週の職場の玄関・・・ 何だか毎日余りにも寒いのでちょっと温かみのあるものが欲しかったので、タンポポのタペストリー。蒲公英・・と書いて「たんぽぽ」と読む。 生薬の「蒲公英」(ホコウエイ)はタンポポの根。「黄」色は人を元気にしてくれる色とかで…

柳あれこれ

柳といえば川岸、池の周りに茂る姿を容易に想像できる。 これは我が家の五色柳だが健気に寒さの中、芽をだしている。余りに大きくなりすぎるので去年の秋、バッサバッサと大胆に枝を切った跡。 切り口がどこか可哀想にも見えるのだがそれは今この瞬間だけ。 …