和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

2014-01-01から1年間の記事一覧

三年・・・そして三百回〜♪♪♪

色々あった三年間・・・・ 書いて楽しんだ三百回・・・・辛い時は生きるための杖のようにして使わせて頂いた。 感謝の日もあった。怒りの日もあった。迷いの日もあった。 振り返る三百回はどれもこれも懐かしい。 でも今からは心地の良いこの杖をはずして頑…

誰かがきっと見ている〜♪

昨夜昔からの友人と久しぶりに長ーい電話。 その時開口一番言われた。 「何があった?」と。 「ん??・・・何もないよ!!」と答えた。電話口で即座に 「相変わらず・・・嘘が下手〜!!」と。 「私、嘘、つけない、あるね!!!」と。(笑)私のブログ更新…

金沢能楽美術館

昨日出先で2時間ばかり、時間の余裕が出来たので、金沢能楽美術館へ急きょ行ってきた。 雨が降り足元が悪いのでちょっと躊躇したのだが、こんな時に行かないと中々行けない。 県の能楽堂の裏を通り・・ 広阪の坂を降りる・・・ 濡れた石の上よりも石の上の…

「闇に香る嘘」

美味しいワインをもらった。 このワインで読む本を選ぶ。 なにせ読みたい本が積んであるのに中々その時間が取れなかった。 昨日は何としてもこのワインでこの本を読み終えたい、と。今年の江戸川乱歩賞受賞作品である。 闇に香る嘘作者: 下村敦史出版社/メー…

重陽の節句 と被綿(きせわた)

易では九が陽数・・ 陽の九が重なるので九月九日は重陽の日。古くは三月三日は農耕の初めで九月九日は農耕の終わりとも言われたらしい。 中国から伝えられた菊は長寿の象徴。 以前何度かブログで触れたように菊水伝説や菊慈童伝説などもある。 菊には抗菌作…

充実の秋〜♪♪

今年のブログ5/13の最後の部分の近況報告に載せた話・・・・ かいつまんで言うと・・・ ◇♦♫◇♦・♪*:..。♦♫◇♦*゜¨゜・* ◇♦♫◇♦・♪♦♫◇♦*゜ある企業から三カ月間で振袖変わり結び(アレンジ)の習得を依頼された。 25歳の方。お客様に振袖を着せつけてお金を…

あれから・・・丁度一年〜♪

去年の8月28日・・・ 半月板損傷で歩けなくなった日。 車いすに初めて乗った日。 2本の松葉杖生活が始まった日。 今日で丁度1年。 気力で過ごした1年間だった。よくここまで回復してくれた。 自分自身に、お疲れさま&ありがとう〜♪ 正座した後、何か…

菊の想い出

お盆といえば菊・・である。 で、着物の話ばかりだとちょっと飽きていたので、今日は菊の想い出を書こうと思う。 私の実家では私が小学校低学年の時にチューリップの球根を出荷していた。 嫁いだ家は菊を作って出荷していた。 お花というのは見ていても綺麗…

小千谷縮(2)

縮(ちぢみ)と言えば盛夏の着物。 サラリとした清涼感のあるシボが特徴。有名なのが明石縮と小千谷縮。 明石縮は経糸に生糸、緯糸に強い撚りを掛けた練糸を用いた薄物着物地である。 つまり明石縮は経糸も緯糸も絹を使用して作られている。 それに比べ小千谷…

今読んでいる本〜♪

こんな本をいつ買ったのか… 全く記憶にない。 しかし書架に入っているのを一カ月前に見つけた。われわれはなぜ死ぬのか―死の生命科学作者: 柳澤桂子出版社/メーカー: 草思社発売日: 1997/06/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を…

着物の手入れ〜♪&私の事

先日のブログでtakikioさんから頂いたコメント。 返事を書くと言いながら遅れていた。すみません。 ◇♦♫◇♦・♪*:..。♦♫◇♦*゜¨゜・*:..。♦♪♦♫◇♦・*:..。♦♫◇♦*¨゜・♪*:..。♦◇ 昨日、台風が近づく中、お茶の勉強会に行きました。車を降りてからが大変、5…

一枚のはがき〜♪♪♪

実をいうと、最近ブログをそろそろ辞めようと考えていた。 今日のこのブログで297回である。 300回で終わりにしよう・・・と秘かにそう思っていた。 しないといけない事が多すぎるのか・・というとそうでもない。 どちらかと言うと仕事の量はまだまだ…

地味な話  〜縮緬・ちりめん〜

最近着物の話がなおざりなのでちょっと初心に戻り着物の話・・・教室で一番多く質問される事・・・それは「縮緬」の事。 とっても地味な話。しかもとってもややこしい領域である。 話し始めたらドンドン迷路に入り込むような気がする。 しかしながら何とかわ…

船弁慶

今日は落語・・・の話。以前夜眠るとき時々落語を聞いていた。 「聞いていた」と言うのは今は琵琶を聞く方が多いので落語はあくまで過去形。その落語に船弁慶というのがある。 ざっくりとあらすじをいうと・・・・喜六とお松は夫婦(名前が違っていたらごめん…

琵琶演奏会終了

終わった…例年になく多くの方に来て頂けたので錦心流琵琶金沢支部の広報担当としての私のお役は果たせたかと思う。 ゲストにお招きした詩吟の島津先生と。 この方の詩吟がとても低い声で物凄く心地よい。 向かって右が私。私は今年の曲は「茨木」 で、此の時に…

置賜紬(おいたまつむぎ)

山形県の米沢市、長井市、白鷹町で生産される織物を総称して置賜紬(おいたまつむぎ)という。米沢紬、長井紬、白鷹紬、米琉、紅花紬などがあり、どれも糸を先に染める先染めの織物である。置賜紬の始まりは八世紀にさかのぼると言われているのだが、一大産地と…

捨て身の女たち〜♪

私の事ではない・・(笑)藤沢周平の「隠し剣孤影抄」の中の話・・ 何日か前、仕事場の一階の隅っこに小さな書架を作った。 着物に関係する本だけをすこ〜し。本当にすこ〜し。 組み立てなのでまだ接着剤が渇いていないかと沢山は入れられない。 で、自分の書棚…

着付け師冥利〜☆

どうしてこうも美しい人ばかりが集まってくるのだろう? 類は友を呼ぶ?・・・ん・・なわけないかあ。 厚かましいにもほどがある。すんません。(笑)しかし、皆さんに言われる。 和装組曲は生徒さんも、着せつけにいらっしゃるお客さまも皆さん物凄く綺麗・・…

B型人間〜♪

「血液型は?」 と聞かれたら 「ガタガタ!」 と答えていた。 確かに性格は身体同様、結構ガタガタである。 自覚はある。が、直そうと言う気は更々ない。 だってこの性格結構気に入っているのだから。(笑)血液型は「B型」・・・「やっぱり!!」という反…

「やまみち」さんの変身〜♪♪

実はこの時を一番待っていたのは私かもしれない。 この方が和装組曲へ来られた時はちょっと暗い雰囲気だった。 従来が大人しく静かで控えめな人なのかもしれない・・・ 硬い心を静かに頑なに抱きしめて必死に生きている感じがした。だけれど・・・・多分・・…

念ずれば通ず〜☆

ブログから少し離れている時でも散歩は欠かさず続けていた。 その時の写真。いつも通る小さな小川・・ は〜るの小川はさらさらいくよ〜♪というには余りにも小さい。 でも静かで私はこの川が結構好き。見ているだけで落ち着くのだ。 で・・・春の新緑の写る川…

自分の感受性くらい

茨木のり子詩集 (岩波文庫)作者: 谷川俊太郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/03/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見る 自分の感受性くらい 茨木のり子 ぱさぱさに乾いていく心を 人のせいにはするな みずから水やりを怠っておいて 気…

岐阜からの電話〜♪

「着物を着られるようになりたいので和装組曲さんでお願いしたいのですが・・・」 という電話をもらったのは一か月以上も前の事である。 「ありがとうございます。是非〜♪」 と軽く言う私にその方は 「一泊二日で金沢に行きますのでそれで仕上げる事は可能で…

四月の養成コース&着せつけの日

先日4月の養成コースがあった。 別に特別なことではない。 今までの方なら月2回程度のこの教室とあと各自参加できる月2回程度の自主練習に参加していたのだが、今年の方々は月8回は教室に顔をだしている。 これは以前に何度か書いている。ドンドン上手に…

渡辺綱と茨木

茨木 都大路の夜は更けて あたり静けき丑三つの 鐘の音さえ凄凄と 陰に籠ろう響き有り さる程に渡辺の源氏綱は 都の九条羅生門にて 鬼神の腕を切取って 武名を天下にあげけるが さりながらかかる悪鬼は 七日の内に必ず仇をなすなりと 阿部の清明が喚問により…

桜三昧〜♪

人形三昧の後は・・・やはりこれしかないでしょ? 「桜三昧」 京都で見た美しい桜の写真を・・・・ まずは東寺。 流石に京都はヒヨドリが彼方此方に・・・ 鳥までがどこかおおらかかも。。。。 桜に混ざって美しい柳も・・・ 水火天満宮・・・・一本の桜木な…

片岡行雄さんに学ぶ       〜名工に学ぶ・2〜

〜名工に学ぶ〜第2弾として 今回は京人形師・片岡行雄さんの工房を訪ねた。 勿論一介の私ごときでは中々見せてもらえるはずもない。前回の織師・和泉博山さんからご紹介いただき仲介の労を取っていただいたのだ。 約束の時間より早く着いた。ショーウインド…

梅咲きぬ

散歩をするコースに公民館を入れてみた。 丁度中ほど過ぎのあたりに入るよう散歩コースを時々変えてみた。 その公民館で借りた本で面白かったのが何冊かあったのでご紹介。 他の方のブログで確か紹介があったような気がしたものが目に留まったので。 ○ 親鸞 …

墓参り

明日はお彼岸・・ 明日から三日間、仕事が入っているため、今日父の墓参りに行って来た。 残念ながらの寒い雨の一日。風もとても冷たい。父は16年前亡くなった。その時夫の両親も入院していた。それぞれ別の病院に。更に運悪く夫も入院していた。私は三人…

久しぶり・・琵琶の話♪

自分の仕事に追われ琵琶を少しおろそかにしていたのではないか・・と反省。 今日は自称・錦心流琵琶石川支部広報担当者として少しばかりPR活動をしまいか〜♪ これは私の琵琶。昔の古いおうちには琵琶床といって琵琶を立てかけておける床が付いていたそうで…