和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

紋の数と位置

紋には 「日向紋」「中陰紋」「陰紋」「縫い紋」「洒落紋」とある。 中でも「染め抜き日向紋」と言う紋が一番格式として高い。 紋の形を面で染め抜いて表したもので留袖、黒喪服などの改まった装いに使われる。 それ以外の紋は追々話すとして、今日は「日向…

福良雀

土曜日、養成コースの今年の第一回目があった。 まだ雪が残る寒い日・・・・足元も悪いので「今日は洋服でいいよ」と言っていた。 「こんにちわ〜♪」 一番最初に元気な声・・・・「あら〜・・着物できたの?足元悪いのに・・」 と言うと、せっかくなので一回…

橘文様

「橘」は「柑子(こうじ)」や「蜜柑(みかん)」の古名とされている。 「橘」 古事記に不老不死の理想郷「常世の国」に自生する植物と記されているとか。 長寿を招き多くの子供を授かるとされている文様で単なる植物文様ではなく強い吉祥性を持つ文様である。花…

中学時代〜♪

はてなのブログを始めてから知らない方からのメール&電話などを偶にだが頂くようになった。 中でも「老犬武蔵」、「極真空手」、「新聞配達」、「小学生時代」、「母の事」のことはよく読んでくださるようだ。教室に来られる生徒さんのお母さんなどが毎日更…

小物使い

お久しぶり〜・・・♪ 新年会、顔合わせ、養成コース、 成人式の着せつけ、一般の方々の教室の始まり新年になりのんびりできたのも三日間・・ あわただしく過ぎてはや14日。 仕事の合間にブログを・・と、思いつつも時間だけが過ぎていく。で・・・今日は振…

着物や帯に使われている自然のモチーフは 月 星 雲 水 雪 波 霞 自然風景・・・・・などなど・・・さまざまなものがある。 なかには形としてとらえられないものもある。 しかし、それらを形としてとらえ図案として構成してきた文様が飛鳥・奈良時代から存在…

月に村雲

「石童丸」(いしどうまる)のことはご存じだろうか? 九州出身の方はよくご存じ。 私は琵琶の弾き語りでよく聞く。石童丸・・・おおまかな筋をいうと・・九州松浦潟の守護、加藤左衛門重氏は正妻・桂子と愛妾・千里がいる。 表面は桂子も千里も仲が良い。千里…

伏籠(ふせご)

お正月も三日目・・・普段中々目にしないものを・・と思い今日は伏籠(ふせご)をお見せすることにした。昔の使ったであろう物を忠実にそのまま再現したもの。釘やねじなどは一切使っていない。 本塗の漆に螺鈿で菊の花を描いている。 細部まで手が込んでい…

向い鶴菱(むかいつるびし)

鶴千年、亀万年、松の緑、竹の直(すぐ)、梅の香・・瑞祥・・・のうち鶴と亀はその筆頭かもしれない。 そのうち今日は「鶴」について。 「向い鶴菱」 鶴が向い合わせで菱形の中におさまっている。 これが円の中におさまっていると「向い鶴丸」となる。 二匹…

迎春

2013年元旦・・・・ 今年はこの赤い花嫁暖簾で迎えました。 37年前に嫁いだ時のもの・・・教室入り口が華やかな分 職場の玄関は・・・松と松ぼっくりで渋くお迎え。皆さま・・今年もどうぞよろしくお願いいたします。 umryuyanagi104 拝