和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

2013-01-01から1年間の記事一覧

一年間の御愛顧ありがとうございます〜♪

今年もいろんなことがありました。 このブログで愚痴をいい、恥を山ほどさらけだし、自己嫌悪になりながらも一生懸命自分と向き合ってきたように思います。 こんなことまで・・・と思うような馬鹿なことを書きながらも、文字にすることで自分で自分を奮起さ…

私事・・・きもの文化検定受験顛末

毎年きもの文化検定を受けている。5・4・3・2級と全てすんなり受かった。 たかをくくっていたわけではないのだが、1級に案外てこずっていた。 1級を最初に受けた時、何点か足りなかった。 ほんの何点かだった。「チッ」と自分自身に舌打ちをした。 と…

養成コース卒業試験

12月14日(土)・・・昨日養成コースの昇級、卒業試験を行った。 今日はその卒業試験の話。卒業試験は2人・・ 以前は全部で7〜8人はいたクラスだ。 一人抜け、2人抜け・・・ついに2人となった。 途中あまりにも簡単に脱落する方々に私の方がいらだち…

無鄰菴

京都は一年間の観光客がおよそ5000万人。 そのうちの2割の1000万人が11月の最後の一週間に集中するとか。 京都の人口はおよそ150万人。とすれば11月の最後の1週間で京都は2倍の人口となる計算になる。 それは数字の上でのことで実際はもっ…

和泉博山さんに学ぶ

この話が出た時は本当に気楽に考えていた私だ。話をしてくださったのはブログでおなじみの「変幻自在の爺さん」ことinuwanさんであった。 繭から糸を取り、草木染めを自分でなさる織の作家さんがいるとのこと・・・二つ返事で工房見学に行くことにしたのだ。と…

十人十色〜♪♪

11月9日(土曜日)十二単の着せつけ講習会の最終回が行われた 一年にわたり講習を受けた皆の努力が報われる日。 この講習の話があった時、華やかな十二単なので われも・・・われも・・・と志願者が多かった。 最初はなんと十二人が名乗りを上げた。 しかし…

われは草なり

われは草なり 高見 順(たかみ じゅん) われは草なり 伸びんとす 伸びられるとき 伸びんとす 伸びられぬ日は 伸びぬなり 伸びられる日は 伸びるなり われは草なり 緑なり 全身すべて 緑なり 毎年かはらず 緑なり 緑の己に あきぬなり われは草なり 緑なり …

黒留袖の女(ひと)〜part2

前回黒留袖の人の事を書いたその夜電話があった。 話を聞くとなんと我が教室を名前を知ってから三年迷っていたと言う。 多分どなたもそうであろうが、新しいことに取り掛かる時、意外とパワーがいるのである。まして日々の暮らしやフルタイムの仕事がある。…

黒留袖の女(ひと)

今日は私の印象深い生徒さんの話をしようと思う。 その方は和装組曲がオープンして間もない頃に紹介でいらした方。 静かで大人しい感じの無口な方だった。 でも私を見る目の光がとても力強くパワーとエネルギーを感じる方でもあった。 いらして開口一番・・…

臭木〜♪

最近色々な方のブログで時々この写真を見る。 クサキ・・・・臭木・・と書く。 クマツヅラ科で紺色の実の回りは赤い萼(がく)。 これが実物。 枝や葉を折る時に微かに臭いがする。 ちょっと焦げたような臭いだ。木は2〜3メートルあたりか。実はこの木・・…

稲刈りの思いで

稲の刈り取りや田んぼの様子などを見るにつけとっても懐かしい〜♪ ついつい当時を思い出しながら感傷に浸る私である。 で・・・着物の話題にも多少飽きたこともあり、今回は稲刈りの思い出を書く。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪・・・・…

鴫(しぎ)の模様〜♪

コメントでおなじみの方・・・ おめでたいことがあった。 娘さんの結納に相手方に出かけると言う。 相手方のおばあちゃんがとても高齢なのだけれど参加できるように、と。 高齢のおばあちゃんの事を気遣うお孫さん・・・素晴らしい方ですよね。しかし・・・ …

秋の日・・・つれづれ〜♪

お久しぶり〜・・・・ 朝、面白い雲。 綿見たいな雲。突然思う。「散歩に行こう!!」と。 家の回りならある。 今日はちょっぴり遠くまで。 なんと一か月ぶりかも。 デジカメを持ってそろそろ・・・と行ってみよう。景色はすっかり秋。途中オナガを見る。 ち…

湯のし

物凄く地味な話・・・でも着物を買うと必ず必要なこと。 又汚れたり染め変えしたりするときにも必ずこの工程は通る。 でも案外知っているようで皆さん知らない。 「湯のし」と「湯通し」・・・この二つを同じだと思っている人も多いのではなかろうか。呉服屋さん…

玉の輿〜♪

どうしても受けたい勉強会があり、京都へ・・・・ いっぱ〜・・〜・・〜い、書きたいことあるけど、皆カットする。 バサバサ・・切る。遠慮なく切る。 でないと物凄い量になるので。18日午後自由になるには三時間しか時間がなく、どうしても行きたかった所…

十二単の着せつけ・四

3月から始まった十二単の着せつけ・・・ 14日土曜日に第四回目が終了。 いよいよ11月で最終となる。特に3回目、4回目は手さばきのハイライト。 何度も教えていただくのに中々覚えられなくて前日仕事帰りに皆で集まって練習もしてきた。 それでもやは…

三夕の和歌

三夕(さんせき)の和歌・・・というのがある。 三夕の歌とも三夕とも言う。歌の最後を「・・・・・秋の夕暮」と結んだ三首の名歌である。 広辞苑を参考に簡単に解説をつける。 ○ 見渡せば花ももみぢもなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ (定家) 見渡せば花も…

気分転換〜♪♪〜♪

実はこの靴、三週間ほど前に買ったもの。 ベージュと少しトルコブルーの入ったワンピースと一緒に。 買ったはいいがなんとなく疼く膝が心配で履けなかった。 でも欲しかった。この靴を履こう・・というのも一つの希望でもあった。 挙句のこの顛末・・・もう…

美しく見える下半身〜その2〜♪♪

前々回美しく見える下半身・・・書いたのだが、その続きを書こうとしたらの膝のアクシデント。 で、それを間に入れてしまったのだがその続き〜。 下半身の柄について。不思議だ〜。怪我をして具合の悪いのが膝なのに絵を描こうとすると手が震える。 とっても…

松葉杖

ちょっと不安・・・・というか、予感はあった。何時からかというと二月に両手両足捻挫した時から。物凄い衝撃で左の膝を凍った路面に打ちつけた。 それは二月の時にこのブログでも書いたのだけれど。両手両足の捻挫が完治したはずなのに何カ月も下半身に物凄…

美しく見える下半身〜♪

「着物姿のコツ」の一つとして美しく見える下半身の見せ方がある。 目の錯覚なのだが、以前テレビの取材で御披露したことであるので、テレビを見られた方は既に御存じのはず。誰に習ったわけではないのだが、注意して着ると案外すっきり見えると私は実践して…

お盆準備&食事会

お盆といえば仏壇周り・・・夏用の紗の打ち敷きをお盆用の蓮の花のものに。全体はこんな感じ。仏花は蓮の実と花を加える。多分このあたりまでは宗派もあるだろうがそんなに違わないかと思う。 実は金沢・・というか石川県ここからがちょっと違うらしい。キリ…

琵琶・茨木(いばらき)

「羅生門」を終え、八月から「茨木」に入った。「羅生門」では夜な夜な九条の羅生門に出没するという鬼を退治に渡辺の綱が出かけるという話。 綱は鬼と対峙し鬼の片腕を切り落とす・・・鬼は「必ず取り返す」と言い捨て消える・・・という話で終わる。さて、「茨木」は…

はや〜っ!!8月3日

面白い人に出会った。 今日はその話。私は呉服屋さんの勉強会が好きである。 皆さん、怖い・・と仰る。 何か買わないと出てこられない、と思うらしい。 私は平気である。 帯締め一本、帯上げ一枚、欲しいと思わないものは買わない。 と、いうよりいらぬもの…

右手の痣・・・

フェアではなかった。 人の事を書いていた私。 本当はこちらを先に書くべきだった。で・・・今日は自分の事。 「 痣(あざ) 」 私の右手には肘までの痣(あざ)がある。実に見苦しい。いや嘗てあったいうべきか。 今はほとんど目立たない。 右手が長い年月の…

一本の電話   〜part・2〜♪♪

ひと月位前だろうか・・・ 一本の電話があった。「もしもし、和装組曲です。」 と、私が出た。と、いってもうちには私しかいない。 なんとその私もいないときがある。(笑) 超零細極貧着付け教室なのだから。 私は一人で何役もこなさないといけないので。「…

下褄模様と尾藤家11代当主夫人の着物

着物の柄つけには色々時代よって変化してくることは以前何度かブログに書いてきたこと。 「肩裾模様」と「片身替わり」図の右の「肩裾模様」は室町から桃山時代にかけて流行した様式。 肩と裾に色鮮やかな模様を配して着物の中ほどにはほとんど余白とし、摺…

型染め

これでもか・・と言う位地味な内容のブログが続いたので、 たまには・・と華やかなものをお見せしよう。型染めの色々。 たまには楽しいのもいいでしょ?菊菱・・菱形を線ではなくて竹で。唐花唐草菊立涌向い鶴菱・・以前お絵かき帳で書いたこともある。菊亀…

縮緬が出来上がるまで〜♪

行ってきました。見てきました。 遠かった・・・暑かった・・・・疲れた・・・・結構死んだ〜。しかし、素晴らしい自然の美しい所でした。 10日は与謝野町、写真は縮緬街道。一時期、一世風靡したであろうこの場所では今では機音はほんの2〜3軒から聞こ…

縫いあげ&肩あげ

裄や丈の長い着物を縫いあげるやり方にちょっと触れておこう。 色々なやり方があると思うし、その子の背丈や年齢にもよるので一概に「これ!!」・・とは言えない気がする。 着物が一つ身なのか、三つ身なのか、はたまた四つ身なのか大人用なのか、にもよって…