まずは・・・何に見える?
鳳凰?鶴?孔雀?
は・は・は・・・分かった??
麻雀牌〜
男物の羽織裏にはある・・・見たことはある。
しかし・・なんと・・・
女ものの帯。着物は江戸小紋、「行儀」。
合わせた半襟と小物は・・・
実際着てもらうとこんな感じとなる。
前は・・
こんな面白い遊びの物もある。
この方着物大好きだけれど人と同じものは嫌い。
かといってゲテモノっぽいものは嫌。
で・・・自分で作ってしまう。
この麻雀牌の帯はまさしくそう。
麻雀牌という遊びの物を友禅で書いてもらうはもらうのでも 何処までも可愛くはんなりとしている。
嫌みもない。当の本人、麻雀はやらない。
面白い・・・という私に「でしょ??」と。
今も次の物を秘かに計画中。
この日は陽射しも強くサングラスで。
私は三十代から着物にサングラスで何の違和感もない人だった。
今ではどういうわけか街にも日中サングラスの年配者多く見かける。
白内障、緑内障・・各種目の病気悪化予防も兼ねて、ご老体には必須アイテム。
後ろにまずは荷物を・・・
ちょっと助手席にバックを・・・
椅子の調整・・・お太鼓の分、少し下げないとね・・・
暑い日だよね・・・単衣にしてよかったわあ・・・と。
ちゃんとシートベルトして・・・と。
「じゃあ・・・姐さん・・・行きますわ〜♪」
「おう・・・気を付けて行きなはれ〜☆」と私。
そして彼女は去って行った・・・・
のだが・・・
今日はここから。。。
ここからが本題。
この日結んだ帯、名古屋帯、だったのだがここを見てほしい。
斜め後ろから見た時の後ろの帯の下である。
袋帯も一緒・・・こういう風になる。
まさしくパーフェクトに結んでいる。
分かりやすいようにお絵かき帳で書いてみた。
この日の彼女のように江戸小紋で・・颯爽と・・格好良く・・
と思う方は図のAのような一点に全てが集中するような垢ぬけた形で結ばれると良い。
見た印象がスタイリッシュ、軽快である。
逆に何処までもたおやかで雅ではんなり・・を望む方はBのように一点に集中させないやり方をおススメ。
赤い●の幅が大きく成ればなるほどお太鼓は大きくなる。
普通は2センチから3センチ・・・が妥当。
Aは東京的な着方ともいえ、Bは京都的、舞台向きともいえる。
現に舞台に上がる方はBのような着方が圧倒的。
お花、お茶、日舞、お琴、謡い、詩吟、笛、・・・などなど
お太鼓は大きくなり、舞台の上で華やかな雰囲気となる。
金沢は東京と京都の真ん中、でもどちらかと言うと京都風ともいえる。
その時に着る着物、帯、行く場所、目的、はたまたどう自分を見せたいか・・によって若干着方を変えてみるのも一つの手。
何故こんなことを書いたかと言うと先日の86歳の方がBのような結び方を知りたいと言われたため。
私などはAのやり方をいつもは使う。
ほとんど紬とか江戸小紋、無地が多いし帯も洒落袋帯が圧倒的だから。
86歳の老婦人のようにきらびやかな袋帯で表舞台で活躍し着姿を花あるものに見せる事が必要な方はBのような結び方となる。
帯枕の位置もお太鼓の形に少なからず影響する。
これは本人の背中の曲がり具合まで隠せる場合もある。
また何時か別の機会に・・・
AよりBの方が少なくても2〜3センチ、どうかすると5センチは大きなお太鼓となる。お水の花道などに君臨する方は当然Bであろう。
今日は麻雀牌の面白い帯を持って来てくださった方がいたので写真を使わせていただいた。
上のような写真をみると何処の組の方?と思われるかもしれない。
実は・・・「和装組曲」の組・・・の方。(笑)
実はびっくりするような由緒正しきおうちの奥様。
着物を着る事で非日常をご自分で演出されて楽しまれているのでしょう〜。。。
本人、今まで前結びをしていた。
この日習いに来て一度で後ろの手結びをマスター。
とっても感の良い方でした。
「すごいじゃん!!」
「手結びを後ろで・・・しかも袋帯も」というと三年は着付け教室に通わないといけない・・と思いこんでいたと。
一度でできたよ・・・姐さん、天才だねっ。
「私って、天才?!」
そう・・・和装組曲に来る方はみ〜んな天才さ〜。。。。
そう和装組曲に来る時必要なもの・・・
それはおめでたいくらいポジティブな心。
格好いいよ・・・〜・・・運転気をつけて行きなはれ〜〜♪ ♪ ♪