和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

梅雨の晴れ間

久しぶりの梅雨の晴れ間・・・
梅雨と言えばつまがかかった下駄。
今日の玄関はこんな感じ。可愛い下駄を用意した。

久しぶりに習い始めて間のない方の着姿を紹介。
この日が三回目の方・・・
まずは1人目。この日着物と帯全て一人で着た。
着物はお母さんの物。若干丈が足りないのでおはしょりが大変だったかも。
夏大島に名古屋帯。帯も昔のものなので長さが足りない。
でも帯も帯締めも帯上げも物凄く丁寧に一生懸命された。
縞の着物は何処までも粋に着たいがこれだけ色が入っていたらちょっと楽しいし可愛い。

もうお一方。県外出身の方。
金沢は着物姿おおいです・・とびっくりされていた。
この方もこの日が三回目。着物は絽の小紋。帯は夏の織帯。この方のものも皆お母さんの若いときのもの。着物っていいね。洋服だとこうはいかぬ。

髪飾りは金沢水引。習っていらっしゃるのだろう。綺麗に自分で結われたのだろう〜、一つ一つが自分らしく、しかも美しい。女性ならではの楽しみ〜♪
金沢にいる間に金沢らしい手工芸、挑戦しようと言う意欲が素晴らしい。

この日は着物、帯、小物類皆一人で仕上げて帰っていただく。
自分の紐の締め具合や窮屈さを味わってもらうため。
着崩れ具合も体験してもらわないと次回につながらない。
着崩れ具合が心配な方はコンビニでも、ガソリンスタンドでも(笑)幼稚園のお迎えでも・・・とにかく短時間でもいいので人の目に触れてほしかった。人の目にさらされながら自然な仕草を覚えていただきたい。

どうだったかは次回のお楽しみ〜。。。多分どちらも着崩れはなかったかと思うのだが。
四回目、五回目でとっても綺麗に着られるようになったら仕事から帰られたご主人を着物姿で迎えてあげてください、という。(私なら「余計な世話じゃ!!」と心でいうのだが、この方々は「はい!!」と。若いって素晴らしい〜♪いつの間にかみずみずしい心まで亡くして言っている私かも、とチョイ反省。)

さて、この日丁度五回目の方もいらした。
五回目の方はこんな感じ。
絽の着物に紗献上。お嫁に来た時の物とか。まだまだ大丈夫さ〜。お似合い。体型が変わっても着物は案外大丈夫だよ。物凄く変わったら…ん、…知らない。

一回目は全く着られなかった方なのに、もう貫禄の着物の着方である。
どの角度も美しい。動きまで美しい。着姿が板について来ている。

「もう、うちに来なくて大丈夫。あとは分からないことが出てきたらいつでも〜」と。

皆さん、一生懸命にされるので習得が早い。
まあ・・・一生懸命にしない方には私は物凄く冷たい。
やる気がないなら、お金を返すのでやめなされ〜・・と臆面もなく言う。(笑)

やる気のない方に時間と労力をかけるのが嫌なのだ。
やる気のない方に時間をかけるくらいなら、下手くそでも一生懸命な方に向き合いたい。
めちゃくちゃ、わがままな着付け教室だが、いいのだ、私の個人経営なのだから。
開き直っている。こんなブログを読むとやる気のない人は来ないはず。
幸か不幸か今まで五回着付けの自装コースは辞められた方はいない。
自装コースは・・である。養成コースはそんな簡単にはいかない。。


ではでは・・・
その養成コースの人たちが着せつけた方はどんな風になるのか・・・
ちょっと前の写真なので誰が着せつけたかは記憶にない。
でも、こんな風な着せつけとなる。


やはり着せつけ方でその方の雰囲気がものすごく違うはず。
この方は着せつける時の要望を出来るだけ叶えながら何時も着物を着ているような雰囲気を醸し出したかった。


梅雨の晴れ間・・・
しかも今日はちょっと仕事が休みの日だったので遊んでみました。



二日後は琵琶の着せつけ&演奏会。
頑張ります。
着せつけ担当者もがんばろうなあ〜♪