産土(うぶすな)の神に護られ来し日々を
社に感謝す新年の朝
新年を迎えたと思いきや、早もう9日である。
去年の年末から二週間、体調絶不調。
二週間のお粥生活だった。
お稽古は15日まで全てキャンセルした。
横になってばかりいた日々であったが、一つ分かったことがあった。
今まで目、耳、口と段々不調になっていき
目は白内障で既に車の運転は諦めた。
耳は三半規管が退化して急な動きについて行けず今では寝返りをしても眩暈がする。
口は歯茎が退化していっているので歯医者で手直しできるものだけ手直し。
いずれもお医者様は「加齢によるものです。」と軽い。
簡単に言ってくれる。まあ、所詮他人事である。
これに去年は精神の衰えをもろに感じた。
パワーがない。
粘りがない。
根気もない。
すぐぶちぎれる。
誰?
年を取ると気が長くなるといったのは。
むしろ気が短くなりこらえ性がなくなる。
それもそのはず、残りの人生を考えた時、我慢するなんてありえないじゃない?
もう我慢して生きていたくないというのが根底にある。
更に去年まではそれでなんとか保ってきていたが、足首や膝の不具合。
腰や股関節の異常などが日々トレーニングに励むのに追いついていない状態となる。
遂に加齢もここまで制御不能になる処まで来たか、と思っていたのだが、今年は内臓にまでその波が押し寄せたようだ。
飲み込めない、飲んだものを消化できない、常に胃に持たれる。
いや、胃に行く前の器官で止まるのまでも分かる。
腸がしっかりその働きをしていないのも感じ取れる。
しかもやっと消化できた頃には次の食事時となる。
もう、あんまり食べないでおこう…と私の気持ちが静かにのたもう。
じゃあ、痩せて行くのかというとそうでもない。
つまり、これからの年齢・・・こんな食事量でいいのだと主張するかのようだ。
もう食事の楽しみも薄れて行っている。
しかも、琵琶の歌を歌うと声がかすれる、息が続かない。
今まで出ていた声の領域までかすれ声となっている。
そうか・・・内臓までもう死ぬ準備に入って行ったか・・・
話が飛ぶが、オナガが一杯いた。
本当は離れた場所にもっといた。
オナガって本当に美しい鳥だよね。
しかも気迫というか、パワーが凄い。
カラスのやんちゃに猛然と立ち向かっていく。
それでも形勢不利になると「ギェーッ」と一声鳴く。
とあちらこちらから次々と現れる。
こんなに何処にいたのだろう・・・というくらい四方八方から現れる。
このオナガ・・・声が悪すぎる。
「ギェーッ」というような悪声。
でもそれを上回る姿の美しさがある。
いつもほれぼれするような美しさだと思っていた。
でも今回はそれ以上に感動したのはその「気迫」。
カラスに猛然と立ち向かっていく姿は本当に凛々しかったのだ。
で、これが今日の本題。
何処が衰えようが、何処が退化しようが構やしない。
気迫に満ちた日々を送りたいと。
去年の12月前後に過労と疲労とでお弟子さんたちのお稽古に支障をきたしたことや、年末20日過ぎから続く体調不良で多くのお友達、お弟子さん、そしてブログ仲間からお年賀状を頂いたのだが返す事が出来ずすみません。ここでお詫びをさせてください。
そしてもう一つ、加齢をいつまでも嘆いていても始まらない。
そのまま受け入れていこう、と思った次第。
今年からはまず髪は染めない事にした。
年齢をそのまま受け入れようと思った決意表明。
今年は白髪の老婆となる・・・・決意。(笑)
どうぞよろしくお願いいたします。
白髪の状態で七月の演奏会でお会いしましょうね~♪♪♪