和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

日経ビジネスAssocieが面白い〜♪



一週間に一度の割合で仕事の休みの日に歯医者さんに通っている。

今日は其処で読んだ面白い雑誌のこと〜♪

その歯科医院、いわゆる週刊誌を置いていない。
其処が気にいっている所の一つでもある。


その歯科医院でいつも読むのが「日経ビジネスAssocie〔アソシエ〕」
月刊誌なのだが中々どうしてこれが面白い。
値段を見ると700円とか。
こんな雑誌があるんだぁ。
700円でこの内容なら決して高くはない、と早速私も毎月取ることに決めた。





4月号の商品がないので1月号を載せておく。
なにせ写真の容量は既に満杯、一枚もアップできないのでこんな感じの4月号だと思ってくだされ。
教室の生徒さんは事務所に置いておくのでいつでも見れる。


さてさて・・・4月号
「一流のマナー・超入門」
でちょっと面白い所を抜粋すると・・・・

川鍋一郎氏という現、日本交通代表取締役社長のページがある。
三代目社長として、負債1900億円を抱えた会社に入ったのが29歳の時。
巨額の負債、新規事業の失敗、孤立無援の中で奮闘する辛い道程、厳しい道のりを乗り越えるべく向上心がちりばめられていて読んでいても面白い。
まずはタクシードライバーとして勤務した駆け出しのころのどこかお坊ちゃん然とした風貌がやがて険しい顔に変わっていく写真も中々興味深い。

一つエピソード・・・
川鍋氏がマッキンゼー・アンド・カンパニーで働いていた時、会議の席上で「意見がないならここにいなくていいよ」と言われた時の逸話を披露されているのだが、私も三十代の時当時勤めていた会社の会議で本社から来た当時のトップの質問に各々自分の意見や批評を言うのだが、黙ってじっと座り皆の意見を聞いていたベテラン組。下手な事を言うくらいなら何も言わず、まずはお手並み拝見・・・そんな雰囲気があった。しかし、そのボスが言った言葉と期せずして同じ。「こういう場所で自分の意見を言えないような方には此の場所にいてもらっても意味がない。この場から退席をねがいたい」と。
あの言葉は私には衝撃だった。言い方はとても丁寧なのだが、大きな会社を経営していく方の一分一秒も無駄にせず、そして常に問題点を見つけ善処し向上し進化していこうと言う凄まじい・・というべきか、容赦せぬ妥協なき姿勢を見せつけられたと言って過言ではない。常に真剣勝負の姿勢に、背筋がピーン!!心に楔カチコーン!!鳥肌ズワッ!!だった。
思わず自分の体験とタブって楽しかった。そうそう・・・大きな会社は何処でもそうなのね・・と。

そして今いる場所で全力を尽くしたいという川鍋氏の言葉には読んでいてもオーラがある。
「一隅を照らす 此れ即ち国宝なり」という最澄上人の言葉を座右の銘に上げられていた。
「自分に与えられた場所で精いっぱい努力する。その人こそ国の宝である」と。
国の宝かどうかは別として、今与えられた場所で与えられた仕事を粛々と頑張らないで何時頑張るのか、何を頑張るのか・・と私も思う。
兎に角できることをできるように全力でやるしかないのだと。
厳しい顔つきの素晴らしいマグマをたたえた人でもある。

是非一読を。




で・・・ついでと言っては何だけどもう一人ご紹介。

白洲次郎氏の話。有名すぎるくらい有名な方だが、実際私は名前程度しかよく知らなかった。
白洲次郎氏のマナーの伝説とも言えるエピソードをいくつかあげて有ったので、その中から一つ。

日本の敗戦から4カ月たったころ、昭和天皇から当時のマッカーサー当てに託されたプレゼントをもって訪ねた。マッカーサーは「その辺に置いておいてくれ」と絨毯を指示したとか。たとえ敗戦国とはいえ一国の統治者からの贈り物に礼を尽くして受け取らない者に渡さないと一喝、持ちかえろうとした時に、マッカーサーは自分の非礼を詫びたと言う逸話。

これは白洲次郎氏もさることながら一喝されて非礼を詫びるマッカーサー氏も偉いよね。中々できない・・なあとどちらともなく感嘆して読んでいた。白洲次郎氏の誇り高いマナー、それを英国でしっかり身に付けしかも適格に表現できる英語力。色んなバックグラウンドが有ったから相手の気迫の上に行ったのだろう。気迫や信念という精神論だけでは中々此処までは持っていけないだろう。


更にもう一つ・・
ゴルフ場でお抱え運転手に自分の靴の紐を結ばせていた人に「てめえは手がないのか?」と。
常に縁の下で働く人々に物凄い優しい目を向ける人だったそうで、逆にそういう人たちをぞんざいにする方々に物凄く手厳しかったようである。

白洲次郎氏が本当にその方を「てめえ」呼ばわりしたのか真偽のほどは定かではないが、これに関して新潮文庫「風の男 白洲次郎」(青柳恵介)からの書を参考にしたとか。

風の男 白洲次郎 (新潮文庫)

風の男 白洲次郎 (新潮文庫)



また先のマッカーサーに対しての名言はコスミック親書「白洲次郎名言集」(清水将大編著)からとのこと。
こちらに関してははてなの「商品」には見あたらなかったのでお見せできないが・・
白洲次郎のマナーの原則は全て根底には「人に対する敬意」「伝統やしきたりにたいする敬意」があったようだ。
この方の若い時の紳士的な写真とやや老齢になって軽井沢の別荘でくつろぐ写真の対比も面白い。
ちなみにこの記事を書いている方は牧野正幸氏。
『「働きがい」なんてもとめるな』の著者。


最近読んだちょっといい記事でした。

ちなみに日経ビジネスAssocieの5月号は「ミスが99パーセントなくなる仕事術」・・・・・
実は今職場を一生懸命片づけているのはこの記事を読んだため…(笑)

5月号には日本電産の会長永守重信氏のインタビューもある。
それも実に面白い。何もない所から一代で築き上げた方だ。
創業時にお母さんに言われた「どうしても会社を創業するなら人の2倍は働け」の言葉。
その言葉を守り続けて今でも休むのは一年365日のうち元旦の半日だけとか。
尊敬する人は「母」・・・これも凄い。
そして今のびっくりするような夢を語られる…
70歳にしてこんな壮大な夢を語れる人は素敵だ。

ほんと影響を受けやすい素直な・・というか、どこまでも単純でめでてぇ〜お婆である。
でもまずは小さなことからコツコツとやっていこう・・・と改めて心に固く誓う。
時間ができれば職場を整理整頓、コツコツ磨いている私〜さ。まずはできるところから・・(笑)




さてさて・・・
去年幸運にも念願のカワラヒワの横顔を撮ることができた。


なんと今年は背中が撮れた。


スズメよりちょっと小さくてちょっと動きが早い。
とても用心深いというか、臆病というか、中々近づかせてはくれない。
飛び立つときの鮮やかな黄色がとても美しい。

考えてみれば、こんな鳥を撮れたとか、こんな風だったとか・・・
本当にお気楽ブログでもある(笑)。
頑張るだけでなく、ちょっとした楽しみも必要だもんねぇ〜♪