和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

2016-01-01から1年間の記事一覧

手縫いで縫う「浴衣」講習会第5回目

早いものでもう既に五回目である。モクレンがまだまだ固い蕾だったのに柔らかな質感となる。 春ですねぇ〜♪ この日の講習会でやったこと・・「衽付け」である。 ただひたすら衽と身頃を縫うのである。 そしてその後縫った後の縫いしろをくける。 今回一つ・…

寿ぎの春〜♪

全く着物を着られない方が3月の結婚式を目標に黒留袖に挑戦された。 勿論、少しずつの練習である。 一週間おきの時もあれば、月1度の時もある。 しかも仕事が済んで家族に食事を供してその後教室に来られるのであるから、夜の8時過ぎとなる。まずはご本人…

手縫いで縫う「浴衣」講習会第4回目

浴衣の講習会の第4回が3月12日土曜日にあった。 今回は脇の印付けと縫い。 1,が袖付けの位置 2,が身八つの位置 B,は縫いしろとなる身幅と肩幅によっても違うのだが袖付け位置からカーブを描く方もいれば 私のように身幅と肩幅が物凄く違う人は身八…

吉野落ち

今年の7月の演奏会の琵琶の曲目が決まった。 吉野落ち(下)である。決まった・・・というより決めた・・と言うべきか。最後まで「小栗栖」(おぐるす)とどちらにするかを迷いに迷った。 去年の春、京都へ行った時に明智光秀の殺された「小栗栖」の竹藪まで見…

手縫いで縫う「浴衣」講習会第3回目

暖かくなったり寒くなったり・・中々定まらない気温。 金沢は昨日より8〜9度は低いのではないだろうか。 今回の玄関の花は枝物は「白桃」、花は「百合」にした。 赤い桃は良く見かけるが「白桃」はほんの短い間しか出回らないので・・・ 百合は一本で良かっ…

我が家の金沢仏壇

今日は仕事が一つキャンセルになったのでちょっと時間ができた。 で、今日は仏壇の話を書こうと思う。 二十年以上前、我が家では一大事があつた。 家族が多い時で3人同時に入院した。 ICUには2人入っていた時もあった。 しかも運悪く家が古くて壊れかか…

手縫いで縫う「浴衣」講習会第2回目

先日の2月13日土曜日・・・浴衣の講習会第2回目が開催。ありがたいことに気温は高め。 玄関にはこの日・・・ サンゴミズキ、ストック、菜の花、ドラセナ(2種類)菜の花は今一つ花は開いていないけれど、この調子ならあっという間に違いない。 春の訪れの…

景清

「景清」は平景清の事である。 能、歌舞伎、浄瑠璃、更に舞などにある。 景清が頼朝を狙った場面や、牢破りや、阿古屋との恋、その娘人丸との悲話など、 内容は少しずつ違うようである。そういった話をくくって「景清」と言うのであろう。 今度、福井で歌う…

手縫いで縫う「浴衣」講習会第1回目

いやぁ〜急に寒くなった。 皆さん風邪などひかれていませんか? 今日は朝から除雪〜♪ 先日の土曜日1月23日が 手縫いで縫う「浴衣」講習会第1回目だったのだが、余りに寒いので場所を2階から1階に急きょ変更した。 2階は直ぐ上が屋根だが1階はまだ上に2…

京友禅の振袖〜♪

この振袖・・・・ 先日の成人式で振り袖を持ってこられた方が先にセッティングされているこの方の振袖を見られて 「あれは何と言う着物ですか?」と聞かれた。 「京友禅です。」と答えた。しかし、合点がいかないような顔をされた。 「これが友禅?」と。 そ…

破軍の星

北斗七星は北天の大熊座にある七つの星だが、その斗(ひしゃく)の柄にあたる第七星を破軍という。 剣の先のように見えるという。 陰陽道ではその剣先の示す方向は「万事に不吉なり」とされ忌んでいるとか。 破軍の星 (集英社文庫)作者: 北方謙三出版社/メーカ…

松に鶴

新春はやはり「若松」の根引き松。 白い塩瀬の帯。 着物はすっきりと無地の暈(ぼか)し。 下前と上前と色が微かに違うのは上前にのみ暈しを施してあるから。 染足が非常に長く薄く美しい。格別上手な職人さんでないと無理である。 勿論糸も美しくないと・・ …

初春

ひそみ居しふちの龍らも時を得て 雲井に登るかげのめでたさ(御神籤) 本年もどうぞよろしくお願い致します。(雲龍柳)