和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

琵琶演奏会 in KYOTOの ご案内

       

 

       【 琵琶演奏会 in KYOTO のご案内 】    

 

      日時  6月24日(土) 13:30   ~ 15:00 頃

      場所  手織りミュージアム  織成館 1F

             京都市上京区浄福寺通上立売上る大福町693

                                                          (℡ 075-431-0020 )

                     演奏  錦心流琵琶全国一水会 加賀支部 現在7名で演奏予定

       会費  無料

        ※お時間のある方には簡単な琵琶体験の時間も設けています。 

 

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪♪♪・・・・・・ 

 

 

 

お席は25~30席(椅子席) 程度ご用意しています。

定員になり次第締め切らせていただきますので必ずご予約をお願いします。

           

予約連絡先は 錦心流琵琶善国一水会 加賀支部 長谷川までお願いします。

                和装組曲HPからのお問い合わせ

                                                              https://www.wasou-kumikyoku.com/

      又は FAX 076-218-6614         

ブログの方はこのコメント欄にブログで一言、予約する旨書いて頂ければいいです。

 

 

     ♪♪♪ 京都でお会いしましょう~(^^♪♪♪

 

 

拘りの黒い振袖

最近痛感している事・・・それは私にはプライドが無い・・という事。

いやいや、物凄くあるでしょう?

と反論する友達もいる。

いや・・・無い。多分一般の人よりも無い。・・・と思う。

ただ拘りは強い。人一倍強いに違いない。

特に着物。

実に普通の方が拘る比ではない気がする。

見えるところは勿論、見えない所まで拘る。

そこまで拘る? という位拘る。

何故かは分からない。

実際洋服にはそこまでの拘りはない。

その辺にあるものを適当に着ているだけの気がする。

 

先日、振袖で物凄く拘った人が作らせた振袖を見る機会があった。

今日はその話・・・・

 

黒い振袖は決して珍しくはない。

色んな色の着物が集まっても黒という色は割とはっきりと目立つので成人式でも見かける。

しかし、問題はその黒の分量である。振袖の役目上、裾や袖に華やかな模様が氾濫しているのが普通である。しかし今回の振袖、黒の分量がとてつもなく多い。

後ろ

これは拘ってわざわざ作られたものに違いない。

で・・・色々話を聞いてみた。

この方のお母さんのご両親が娘の成人式の時に注文して作られたものらしい。

黒の縮緬地の反物に刺繡をして貰ったものとか。

実にひっそりしている。

大きさと言い、使用された糸の色使いと言い細かく注文したに違いない。

 

 

女性は十二単であるが引腰など付けていない。

男性も烏帽子に狩衣姿の気軽な服装である。

間に源氏車がある。

袖には花扇が二扇。

左袖にはあるが右袖は黒のみ。

 

今時中々こんな拘りの振袖は見ない。

しかも、袖は結婚して切ってしまえば付け下げになるように柄付けされている。

格好いい。背中には花紋も大きくつけられていて後ろから見ても華やかさもある。

 

帯が着物と少し違和感があり聞いてみた。

「自分の時は余りに帯が重かったので、娘には軽い帯を買いました。」と。

なるほど。最近の帯である。

これは聞いてはいないのだが、私ならこの振袖に黒地に金の唐織の帯を合わせただろう。多分そんな帯だったのではないか。ただ昔の帯は重い。帯の芯も今のように絹ではなく綿を使い汗や湿度を吸い帯の痛みを避けていたはず。ひょっとしたら丸帯だったかもしれない。確かに重かったに違いない。

一日着ていたら物凄く疲れるに違いない。

 

 

 

触らせてもらい、着せ付けさせてもらい目の保養。

刺繍の出来も物凄く美しく、前の縫い目を見ても美しく吟味して作られたものだと分かる。

帯結びは 横から見たら、十二単の裾の襞をイメージして、

又真上から見たら、袖の花扇のデザインをイメージして結ばせて頂いた。

真上からの形に拘ったのは、この日のおめでたい席で料亭の和室に座ることをイメージして、真上から見る姿に拘った。真後ろからの写真ではちょっと形が分かりづらいのだが。

残念ながら私は出来上がりの写真を撮らなかったので、帯を真上から撮った写真はない。どの写真もこの方の撮られた写真を使わせていただいた。勿論ブログに載せることを了解していただいたのは言うまでもない。

 

 

 

そして・・・・

この日の夜、寝る時に色々考えてみた。

この図は源氏車を挟んで、深草の少将と小野小町の物語だともいえる。

命を懸けた恋!!!

 

    百夜のしぢの端書の

       君の情けは思えども 関の柵固うして・・・

 

琵琶曲「横笛」を口ずさんでいた。

正に・・それ。

普通の黒の反物二反を使って振袖にしたに違いないことを思うと、振袖を取ったあとに残った生地で黒い八掛が取れたはず・・・

もしそうしたら、私なら八掛にはどんな刺繍を施したろうか・・・

ずっと何を刺繍したら、ドンピシャとくるか・・・・

長い時間楽しんだ。

ありがとう。。。

 

で?

結局何にするか?

・・・・もう、これしかない。

長い~恋文  

それしかない。でしょ???

着物って、やっぱり楽しい,ね♪♪♪

作る人によってどういう風にでもストーリーが出来る。

 

 

乙女椿



      【6月の琵琶演奏会のご案内】

 

京都で演奏会します。

和泉先生、inuwanさん、南海さん、エメ姐さん、丹後の郁ちゃん・・・

待っててください。

のほちゃん・・・ちょっと遠いかな?

会えるといいなあ。

次回のブログで詳細をお伝え致します。

お待ちください。

できれば6月24日空けておいてください。

 

 

成人式と寄る年波

私が初めてお金を貰って成人式の振袖を着せ付けたのが30才頃・・・調べてみたら、正確には31才の時だった。

勿論心配で前日まで何度も何度もイメージしながらの日々だった。

振袖の色は明るい黄土色の本式の加賀友禅に銀地の矢羽根の模様の袋帯だった。

とても若い方が選ぶ色ではなかったので今でもはっきりと思い出せる。

1メートルのストレートヘアのつけ毛をしたいというので帯結びは文庫のアレンジにした。武家のお姫様のイメージだった。

あれから何人に着せてきただろうか。

多い時は朝の2時や3時から部屋を温め寒くない様に、段取りを組みながら10人近くの方々を着せ付けてきたことも有る。段々年を取るごとに沢山の人を流れ作業のように着せ付けることに嫌気がさして、本当に丁寧な仕事に拘って仕事の量を減らしてきた。

ここ4,5年は成人式の日は1人のみの限定にした。どうしてもお友達で一緒に着せ付けて欲しいという場合だけ2人受け付けた。

ただ本当に最近は疲れてきたことや、握力が衰えて思うように短時間でササっとできない事が多くなってきた。目に見えて体力の衰えが激しいと自覚することが多くなってきたので、今年こそは振袖は受けないでおこう、と固く誓っていた。

現に春先に2人断った。

中々納得しない3人目には「寄る年波でとてもお金を頂けるような結びが出来なくなったの。握力もないのでお客様に迷惑はかけたくないのよ。」と一番言いたくないことまで言わないといけなかった。

 

だから今年は誰にも着せ付けない予定だった。

ところがどうしても、という方が電話してきた。

勿論最初はほかの方と同じように断った。

でもその方は私がとてもお世話になっている方で恩のある方だった。

今度成人式を迎える方とは別にそのお姉さんにも成人式の時に着せ付けた経緯もある。

そのお姉さんもさることながらそのお母さんも私の着物ショーの時にはとてもお世話になってもいた。ご夫婦で日々うちのパソコンの不調を嫌がらず見ても下さっている。

で、成人式の当日の着せ付けだけ受けることにした。

 

前日の夜、中々力の入らない右手をお風呂の中でマッサージしながら

「明日は何としても頑張ってね。多分これが最後だと思うので。」

と声を掛けていた。40年近く振袖を結んできた私の手。

勿論普通の着物も今でも着せ付けるが、振り袖はやはり替わり結びがあるので他の着物より神経を使う。力も使う。体力も使う。何より、集中力が要る。一発で決めていかないと立っているその方が疲れてくるのだ。ましてその方が一番きれいに見えるようにしてあげたい。結婚式は何度もあるかもしれないが、成人式は生涯に一度きり。輝くような女性になってもらいたい。本人が自分をどう演出したいかも考えてあげたい。

着物

帯の裏

レンタルの着物だが、帯はお母さんの成人式の時におばあちゃんが作ってくださったこの帯を使いたい、とのこと。おばあちゃんがきっと喜んでくれる、と。

表は小さな蝶の柄、裏は金一色。

「どんな結びがいい?」

と聞くと

「格好いい結びがいい」

と。

幾つかトルソーに着せ付けてメールで送る。

で、決まったのがこれ・・・

 

打ち合わせして決まった結び

帯裏の金色で花を作り、蝶の舞う表で末広の扇子。

バラの花の周りに蝶が乱舞する、イメージ。

バラの華やかさと共に、扇子のシャープな線で恰好良く。

喜んでくださったので、よし、じゃあこれでいこう・・・・と。

トルソーでの着せ付けと人の身体では若干違う。

身長や帯の長さを考えたら、扇子のひだは少し減るに違いない。

前をどうしよう・・・

 

帯上げの処理

とりあえず平凡だがこういう感じでと。

 

当日・・・6時過ぎヘアメイクさんが来る。

大人っぽい印象で、クールに恰好良く・・・とご本人のイメージを共有する。

このヘアメイクさんの振袖も私が着せ付けた。

美容院の方々に振袖の結びを教えに行っていた時の美容師グループのうちの一人。

当時の事など話しながら月日のたつ速さを2人で懐かしんだり、嘆いたりしていた。

 

久しぶりに私の結びを間近でみる・・・と食い入るように見ていた。

「バラはそんな風にするのね」とか。

「扇子はそんな風に止めるのね」とか。

は、は、は、・・・見ていてもこの結びは簡単にはできないよ、と。

形は何とかそれらしくはできても、壊れないようにするのは案外難しい。

やはり長いことやってきたことなのであっという間に終了。

30分かからず出来上がり。楽しかった。(笑)

本人の了解も、お母さんの了解も取ったので写真上げるね。

 

 

 

裾が若干長めなのはホテルでの式だから、草履の高さを計算した。

下からのアングルなので帯結びが分かりづらいに違いない。

 

帯はこんな感じ…

 

 

トルソーに着せ付けた時に比べて、ひだが一つ減ったが概ね予定通り。

前は・・・

 

 

お母さんの用意された水引の髪飾りが一つ余ったので利用させて貰った。

背の大きな方なのでこれくらいのボリュームでもいいだろう。

何はともあれ一件落着。

身体に補正をしていない分、とても楽だったと思う。

夕方、全く着崩れせず楽だったと聞き一安心。

四十年近い振袖着せ付け人生を振り返り感無量。

もうこれからは若い方に譲ろう…なんて考えていた。

 

でも・・でも・・・着物を触るのはやはり好きだな、私。

 

毎日10000歩は歩いているというのに、体力ないなあ・・・ホント。

ちょっと疲れた。

 

この子はだあれ~♪♪♪

かくれんぼ? でもお尻が見える

山茶花の蜜を吸うのに一生懸命?

それとも私から隠れたつもり?

う・・・・ん?

誰でしょ?

 

中々山茶花のこんもりした木の中から顔を出さない。

 

分かったぞ!!

メジロでした。(笑)

人懐こいのか用心深いのか、木の茂みの中から出てこないので全身の写真が取れなかった。まあ、良しとしよう。余り近づいて驚かせても、ね。

 

       あけましておめでとうございます。

     

昨年はバタバタと過ごし余りブログを書けなかったのだが、私的にはとても充実した日々だったような気がする。お稽古に明け暮れた365日だった。

琵琶教室の方は全国大会で何とか大きな失敗はせず(・・・小さな失敗は一杯したけど・・・)、まあ良しとしよう。

着物教室の方はきもの文化検定を受けた方が全員合格した。

特に2級を受けた3人のうち2人は琵琶教室の方。体育会系のような合同練習や夜錬をこなしながらの合格は素晴らしい。しかも2人とも仕事を持っている。勿論家庭もある。琵琶と、きもの検定の2足のわらじは厳しかったに違いない。でも合格した。凄い。

3人のうち残る1人も責任ある仕事を持ち家族2人の介護をし、よくやった。ギリギリまで今年は受験できない、と言っていたのに。諦めなかったのは 偉いぞ。

どちらの教室も充実した日々だった。

 

又私は年末に向けて新しいホームページを作るのに腐心していた。

何とか出来上がった。

 

時間のある方、覗いてください。

    和装組曲

             https://wasou-kumikyoku.com

 

 

 

皆さんどうぞ今年もよろしくお願いいたします。

 

散歩途中、珍しく間近にアオサギを見た。

メスらしき・・・良いことあるかな・・・♪

 

アオサギ

 

 

全国大会

 

妙に胸騒ぎした雲

 

以前お伝えした全国大会、終了。

朝七時に家を出て、夜七時に帰宅。

九人全員で行く予定だったが、一人コロナに感染し断念。

結局八人で東京へ直行、直帰。

慌ただしく疲れる一日だった。

 

Koji Kuroda 氏 撮影

中央の安達ケ原の鬼婆状態の白髪が私。

今グレーヘアに戻すため暫し見苦しい状態だがご容赦を。

一年前から元々の髪の色に戻そうと四苦八苦しているのだが、時間がかかる。

久しぶりに会場で会った方々から

「どうしたの?」とか

「病気したの?」とか

「誰か分からなかった」とか

「染めるお金がないの?」とかまで言われた。(笑)

 

ちなみに髪の事とは関係なく、お金はいつも無い。(笑)

そうそう・・・高齢者は大変なの。

来年はもう少しましな姿でお会いできるかと思う。

見苦しさは平に深謝。

 

色々反省点はあるが、兎に角済んだ。

私以外は皆初めての経験なのでとても心配だったに違いない。

終わってみれば一番上がっていたのは私だったに違いない。

来年は白髪以外にも、少し落ち着いて演奏できると思う。

何はともあれ、ご報告。

お品やメール、数々の激励の電話を頂きありがとう。

 

充実した本当に内容の濃い一年を過ごさせてもらった。

皆に感謝。仲間に感謝。

幸せです。

 

痩せた私の肋骨のような雲

一生懸命に進む楽しみを持っていることの幸せを噛みしめている。

又来年に向けて頑張る。

 

こんな晩年を過ごせる私は、本当に幸せだと思っている。

そして私を信じて二年間、ただひたすら黙ってついて来てくれたみんな、ありがとう。

お疲れさまでした。皆さんがいたから二年間頑張れた。

心から本当にありがとう。

皆さんを誇りに思います。

 

 

来年に向けてただ一直に・・・・

 

男前の女達

和紙の灯り

 

 


最近、ちょっと忙しかった。

否、忙しいのではなく、単に年がいっただけかもしれぬ。

やることがトロすぎる。

 

と・・・ちょっと言い訳すると家族がすかさず突っ込んできた。

「最近やたら年を言い訳にやり過ごす技を使うようになった!!!」と。

 

いや・・・そういうわけでもないが、確かに失敗や不注意が多くなってきた。

昔はそんなに不注意ではなかったし、人に毎回謝らないといけないほど失敗はしなかった。最近は毎日誰かに誤っている気がする。

これを年のせいにせず、何のせいにしよう。。。

 

 

さて・・・今日の本題。

来月、錦心流琵琶全国一水会の全国大会がある。

今、全員で合同練習をしている。

今日はそのご案内。

 

 

 

     場所; 11月19日(土)

     時間; 10時30分~17時頃まで

     場所;  小原流会館B2F エスパスホール

 

私達加賀支部は14番目に出場予定。時間にしたら、13時半過ぎかな…あくまで予定。

 

七月の支部の演奏会の時に披露した「道成寺」を予定している。

 

正規の仕事を持ち、更に家庭を持ち、その合間に老親の介護をし、孫の育児にも参加し、なおかつ自分の趣味である琵琶に頑張る。県外から何時間もかけて通われての参加の方もいる。中には自らの難病を抱えて闘病している方もいる。肉親の死を乗り越えて辛い心情でそれでも黙々と参加している方もいる。体や心の不調を抱えながらも、負けまいと気迫で臨まれている方もいる。仕事が終わり、家族のご飯を作り、自分の食事をする間もなくパンを口にくわえて合同練習に臨んでいる。この間も「学生時代の時の部活の夜練」と笑いあう。

この年になると仕事の後、買い物をし、家に帰り、食事を作るだけでも滅法疲れ切っているはず。でも誰も文句を言わない。愚痴や弱音も吐かない。格好いい人達だ。

とはいえ、加賀支部は二年前に設立したばかりで私をはじめとして皆まだ経験が少ない。長いお弟子さんで三年余り、二年の人もいれば、去年入会した一年の人もいる。

 

頭では理解していても、技術はそう簡単に身につくものでも、出来ない事を乗り越えられるものでもない。ただ私たちは物凄く一生懸命に頑張っている。一つ一つ自分たちの気になる處と向き合い、どう直していくか、ひたすら努力している。ただどれだけ頑張った所で精神論だけでは簡単には進まない事をこの年では悲しいかな、皆知っている。

 

ひと月前に一度録音してみた。まだまだできていない所が満載だが、キチンと向き合いたいので今の自分たちの現実とちゃんと向き合おう…と。ビデオを見ながら一つ一つ検証している。撥の返しはこれでいいのか、音は合っているのか、弦は同じ音に取れているか、早さはどうか、と。何度やっても直らない所はある。でも見栄は張らない。一寸見にそれらしく表面をなでつけるのは辞めよう。キチンと対処したいから。今の自分たちのできる精一杯の事で粛々と臨もう、と。

 

その動画をYouTubeにアップした。12分・・ある。

興味のある方は覗いてください。

youtu.be

 

今はこの時よりほんの少し・・ほんの少しだけ、進歩しているかな。

勿論ベテランの方々からしたら、笑止千万な出来に違いない。

よくこんなレベルでアップするなあ、と呆れられるかもしれぬ。

でも敢えてアップした。自分たちの悪い所としっかり向き合い一つ一つ克服していきたいと思ったから。

 

    椅子の座り方が悪い・・・・

    足の組み方が悪い・・・

    口の開け方が小さい・・・

    着物の着方が汚い・・・・

    私の顔、でかい・・・

 

花梨がたわわ

一人一人自己反省をしたら、琵琶と関係ない所からの始まりであった。(笑)

勿論歌も弦も直すところ満載。

でも、皆で話し合った。此処をどうする、此処をどう直す?

一つ直すと違うところに綻びがでる。(笑)

長い道のりとなるだろう。

でも仲間がいる。一緒に頑張れるさ。

誰が上手かろうが、誰が下手だろうが、そんなことはどうでもよい。

私たちの琵琶は生活に根差した琵琶なのだ。

一緒に上手になっていこう。

そして皆で一緒に楽しんでいこう。

三年後、五年後・・・この時を振り返り自分たちの礎となればそれはそれでいいではないか。

 

これを全国大会で披露する。

ブログ友の方々…

興味のある方はぜひ見に来てください。

 

 

お稽古場に虹が立つ・・

 

ナンプレ名人位認定、その2

ナンプレ名人位認定の話を前回書いた。

その後いろんな方から質問を貰った。

「どんな本?」

から始まり

「そんな段位認定があるの?」

自分もやりたいのでその本の事を教えて欲しい・・・と。

前回、本当はそこまで触れるべきだったのだが、そんなにナンプレが好きな方がいるとはこれっぼっちも思っていなかった。誰も「何の話?」となるだろうと思いさらりとしか書かなかった。

いやあ・・・・ナンプレ、嵌り込んでいる方多いのが今回分かった。

ただ本屋さんに行くと色んなナンプレの本が出ていてどれを買っていいか分からない。

「あなたの使っている本を紹介してくれ」と。

又何年もやっているけど初級から抜け出せないので、攻略方法を教えてくれ…と。

私の使っている本を書く。

 

私の使っているのはこれ・・・

 

 

私は何年間かやっているので今はこんな感じだが、初めての方やまだ慣れていない方はもう少し簡単で自分のレベルにあったものを最初は選ばれたらいい。

ただこの本はスペースの空き方やヒントの入れ方などが実にいい。

私も最初は全く分からなかったので適当に買っていたのだが、使いづらいものや見難いもの、はたまたどれだけやっていても解きにくいものなどが氾濫している。

この、「たきせあきひこ」・・・・という方の白夜書房から出ているこの本は実によく考えられている。ずっと色々なレベルの物を使っていて分かるのは、実に系統だってしかも知らず知らずに上手になるように考えられている。色んな書を渡り歩くくらいなら、この筆者の本が良いと思う。

一つ気に入らないのは「解き方のヒント」なる冒頭ページがあるが、私は字が細かくて見えづらいのと、これは案外不要だと思っている。解きたい方が自分のやり方で一つ一つ解けばいい。しかも各問題には途中躓きそうなときでもヒントが的確に書かれている。それで充分である。解き方は人それぞれで違うからこそ楽しいと思っている。だからそれは読んだことがない。私には不要なページである。読みたい方だけ読めばよい。

あと、この本は本屋では常に売り切れである。レベルアップして早く解けるようになった方、定期的に欲しい方は注文し隔月届けてもらうとよい。私はこの方法で使っている。

 

 

 

 

時々こんなおまけもついている。

私は何年もやっているので一番難しいこの難解ナンプレを使っているのだが、簡単なものから手を付けた方が絶対うまくなる。誰に見栄をはる必要もない。自分の楽しみなのだから。今は「王位」に取り組んでいるが一問の目安時間は75分である。

お婆にそんな集中力あるはずもなく、20分を自己目標としている。大体23~25で解けたらよしとしている。正直、5問のうち2問解けたら御の字。(笑)なあに・・急ぐことはない。そう思っている。ただ問題ごとに時間設定があるので自分で解ける時間を測るとよい。どんどん早く解けるようになるのも楽しい。

 

私に色々質問してきた方、そんな感じでいいでしょうか?

白夜書房」「たきせあきひこ」「ナンプレ」でネット検索すればすぐ出てくるはず。

挑戦してみてください。物凄く楽しいし、脳の活性化に良いのではないかと思う。

ただ一つアドバイス

楽しいので嵌り込む。ついつい長い時間を使ってしまう。それは自戒すべき。

私は朝と晩、散歩の後の休憩時間を使うと決めている。1日2問・・・そんな風に決めないと半日すぐにたってしまう。それは脳の活性化に良くても、身体の活性化に良くない。どんなこともバランス。ほどほど・・・案外大切。

 

ところで素敵な帯を紹介・・・

お太鼓柄

 

前の柄・・仕立てたらこの半分となる

今の時節にぴったり。

山岸大成さんの陶器の図柄を連想させる。

素敵。夏紬にこんな帯で歩いている人がいたら付いていきたくなるね。

 

そう、うちはあくまで着付け教室。

ナンプレ上達教室ではないのだ。(笑)