和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

梅雨の間・・・・つれづれ〜♪

書きたいことは一杯あるのだが、まずはこれから。

先日見たことのない鳥さんとしてアップした写真、Tpongさん(髭さん)によれば「コムクドリ」のメスとのこと。これがその写真。


ちょっと小さくみづらくてごめん。
で・・散歩中に今度はこんな鳥さん。


どうも今度は「コムクドリ」のオスみたい・・・
髭さんの太鼓判をもらわないと確実ではないけれど・・・ 
    


さてさて、朝晩の短いながらも散歩の習慣が何とはなしにできてきた昨今。
綺麗な花も、木も、実も嬉しい。









バラも美しいけど、私は新芽が好き〜何とも可愛くて必死な健気さに満ち満ちている。


次の写真・・・・長靴の手前は金時草(きんじそう)
ストアーで買ってきた金時草の葉っぱを取った後の茎2〜3センチを地面にさしておくとこうなる。
早く根を張らせたいなら葉を一枚か二枚つけておくとよい。
地面の質はあまり問わないので庭の隅に・・・でOK。
梅雨時なので根付きは良いはず。
但し色んな鳥さんや虫さんの餌食になる。
「共存共栄」・・・・・多少は大目に見る大らかさも必要。
虫に食べられちょっと嫌・・という方は食酢をとてもうすく薄めた液を少し霧吹きで散布してあげるとよい。
口に入る食べ物に薬剤はなるべく控えたい。
向こう側にはネギと野イチゴらしき〜


これは多分・・・ひまわり・・・いよいよ時節到来かな?
葉がとても大きいのでひょっとしたらジャーマンひまわりかも。


そろそろ夏の花もちらほら・・・花芯には吸密中の蜂さんも・・・



さて、これは何の花?



きゅうりの葉にチョイ似ている。
花も似ているが、きゅうりではない。

こんな実がなる。




窓の遮光に朝顔や苦瓜ばかりとは限らない。
赤皮南瓜。アイディアだねっ。


本来なら着付け教室のブログだから、これが一番先でしょ?
クレームがつきそうだけど、気にしない。
人の言うことを気に掛けていたら、それこそ何も書けない。できない。
人一倍小心な私だからして。。。押し切っていく。

土曜日の「着物いろは会」・・・
「季節の着物と帯」というテーマ。
各人は自分で決められた今の時節の物で参加。
実は今は色んな季節の物が入り乱れる時。
体感温度も違う。
自分の体調、その時の目的、そして持っている物・・で決めるとよい。


帯締めの色が効いている。
みんな箪笥の中に置いておくだけでなく、着ようね。
着ない方がもったいない。



帯は絽目がしっかり通っていて涼しげである。
結婚する時にお母さまが箪笥に入れておいてくれたもの。
帯は葉っぱからすると椿かな・・


着物は夏大島っぽい。

夏の着物や帯は透け感が涼しさを演出してくれる。
質感からすると緯糸(ぬきいと)に麻糸が入っているかも…
三分紐(三分巾の帯締め)の使い方が面白い。


この方は茶や辻模様の単衣の訪問着。
「もう着ないので」と年配の方から頂いた着物とか・・・
何度も着物を着てあげる事が恩返しとなる。

この方のバックが話題。
アジアンティスト・・・だが着物にとてもお洒落。
東南アジアの旅行でとってもお安く買われたとか。




最後の方は今は亡きお母様の箪笥から・・のチョイス。
なんとこの方、まだ着付けを習い始めて2回である。
普通なら帯の結びに入るか入らないか、の時である。

「上手くできなくて、最後はやけくそ〜」と。
2回しか習ってなくて家で此処まで着物を着て来られたのだけでも大したものである。
帯揚げが若干急いで結んで押し込んだ雰囲気〜を醸し出してはいるが、それ以上に本人物凄く疲労感があった。疲れたに違いない。しかしその何としても自分で着て行くぞという気迫が素晴らしい。

着物がどうだとか、帯がどうだとか、まして着方云々・・そんなことは問題ではない。
お母様のかつて着ていらした時のことがよみがえり、又自分で同じ着物を纏うことでお母様との思い出までも共有でき懐かしく思い返され感無量と。着物を通して亡くなったお母さんと繋がっている・・・その気持ちがとても尊いと思うし、物凄く大切かと思う。着物ならでは。

最後に私・・・
縦絽(たてろ)の小紋。柄はススキにも稲穂にも見える。
縦絽はあまり透け感を出したくないときに重宝する。
今では縦絽など全く手に入らないのではなかろうか。
これを作ったのは35年は前か・・・もはや記憶にない。

帯は絽と一部羅が入る、八寸名古屋。
写真では分り辛いが部分的にグレーとベージュと藤色の墨色が微かにはいる。


さてさて・・・次回の「着物いろは会」
7月の第2と第4土曜日午後。
盛夏となるので浴衣での参加もOK。
男性もいかがでしょうか?

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪・・・・

最後に今日のお気に入り・・・・
今回は写真ではなくて言葉を選んだ。
takikioさんのブログで紹介された言葉である。
読んで以来 妙に心にかかり、印刷して事務所のボードに貼りつけている。
それ以来、毎日見ている。

東の魯山人、西の半泥子
といわれた川喜田半泥子のお祖母様が遺言に書かれていた言葉。


     われをほむるものは悪魔とおもうべし



褒め言葉は蜜の味・・・・・心しよう・・・。