和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

ラベンダーとカモミール

「銀座百点」という小雑誌の四月号を読んでいて面白い記事を見つけた。

「癒しであり、文化であり」  〜香りで知る日本の文化〜
という記事で三人の方の対談形式の内容である。
勿論色々な話に及んでいるのだが一番私の注意をひいたのが「ラベンダーとカモミール」の件(くだり)。
三人の対談者のおひと方の話の中・・・かいつまんで言うと

    ・・・・・・・・・・・・・・・・

   人が香りを選ぶとき、イメージというのが大きな要素。
   ラベンダーとカモミール・・・どちらの香りが好き?
   という実験をしたら圧倒的にラベンダーだったとか。
   ところが実際名前を隠して香りをかいでもらうと圧倒的にカモミールが好きとか。
   ラベンダーというイメージは薄紫の花が一面に広がる富良野のラベンダー畑を連想するからではないか・・・

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・

というような内容。
確かに。
私もラベンダーもカモミールもすぐには香りは出てこないが
どちらが好きかというとラベンダーを選びそうである。
入浴剤がすでにそうであるので。(笑)

イメージというのは凄い・・・と改めて思った。
「着物は簡単には着られない」
「着物は高価、贅沢品」
「着物は日常的ではない」

さまざまなイメージと格闘し生活に密着した普段着の一枚に着物を入れたいと望む私。
ジーンズにするか、着物にするか・・・・ワンピースにするか・・・

日常生活にさらりと顔を出す着物を目指したいと改めて思う私である。
人のイメージを覆すのは難しい。
いつになることか・・・道のりは遥か遠い。
一歩ずついくしかない・・・・


ところで・・・・

上のラベンダーとカモミール・・・・本当はこんな感じのもの。







私が入院し治療に励んでいるときに1人の方がお見舞いに持ってきてくれたもの。
今から7年くらいも前の話・・・。
ベットで身動きできない私に
「食べるものはダメやろ!!」
「お花は水を変えないといけないのでやめた!!」
で・・・
「これにした!!」
と・・・。

いつかこれでおいしいコーヒーでも香りのいい紅茶でも飲んで・・と。
毎日、何時飲めるとも分からない空のコーヒーカップをベットで見ながら
ものすごく爽やかな気分でいられたのは多分・・彼女の心使いとこの絵柄のせい。

ラベンダーとカモミール・・・・
目と嗅覚とイメージで楽しませてもらった。

今はその彼女・・・
両足動かせない状態で治療&奮闘中。
無理はいかんよ・・・。
大事にしいやあ〜♪
少しずつでも治ると信じよう〜♪

祈ることしかできんけど・・・・