和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

凛々しい鶴亀〜☆

ご無沙汰してしまい恐縮。

昨日は久しぶりに色々な方々がいらしてくださりにぎやかな夜の部。
そこに・・・

「こんな着物や帯、小物が一杯あったので寄付する〜」と。
沢山の未使用の物を風呂敷にたっぷり入れこんで皆に見せてくれた。
「わあ〜素敵!!この博多帯〜♪」
「私、欲しいわこの着物〜♪」
「えーーーっ?この夏帯も使わんの?」
という声が飛び交う中で私の目を惹いたもの・・・それがこれ・・・


なんと・・・「凛々しい鶴亀」とおもいませんか?

亀の顔がまるでガラパゴス諸島の亀を彷彿とする猛々しい亀。
といってもガラパゴス諸島など言ったこともないし見たこともない。
ただ日本的な吉祥文様にみる穏やかで長寿を表す亀の顔ではない。
しかも手足(皆んな足かも・・・)の爪がものすごい獰猛さを感じさせる。

「この風呂敷いいわあ」
というとその方、

「あげる。スイカを包むのに買った風呂敷でいらんのよね・・・ゴミにならん?」
と。

かつてはスイカを包んだ巨大風呂敷・・・頂きました。

この風呂敷を見て大漁旗さながらの
勢いのある波しぶき、鶴の顔、亀の雰囲気、・・そういうデザインと
何ともいえぬ色合いにも不思議と感動。

好みの問題もあるかもしれないけど、
値が張るとか、作家ものだとか、貴重な染だとか、・・・
人を感動させるのはそういう物ばかりではないなあ・・・と。

皆さんにもお見せしたいと今日は頑張った次第。