朱色は権威の象徴。鳥居の色。朱肉の色。
古代中国では天子から門を朱色に塗ることを許された家を朱戸、朱家という。
東大の赤門も加賀藩前田家上屋敷の門だったとか。
有吉佐和子の『華岡青洲の妻』で加恵が祝言の席で
「朱が古びて冴えた色をしている塗盃」に注がれている色をみて思う。
「新しい生活が始まる」と。
「ジャパン」といえば漆、
「ジャパニーズ・レッド」と言えば朱塗の漆器。
♪♪♪
平安神宮は建物もさることながらお庭が素敵でした。
どこまでも広くて、自然で、無作為の作為みたいな雰囲気。
写真を撮るのも忘れて堪能してきました。
駆け足の旅行でしたがお付き合いくださりありがとうございました。
そろそろ普通の生活にもどらねば…