着物を着て、帯を結ぶ。
そのど真ん中、ある意味身体の中心に来るのが帯締め。
帯締めの良し悪しはまさに着姿をよくも悪くもする。
手組の良さは閉めた後に「きゅっ」と締まること。
機械組だとこうはいかない。
手に持った時から実に固い。
締まりも悪い。
手組でも柔らかすぎると逆にまた締めにくい。
色と言い、締まり具合と言い、模様といい、配色といい気に入ったものが中々ない。
それでじゃあ自分で作ろうと二十代の後半〜十年間ほど習っていた。
着物や帯にとことんこだわりだすと実に微妙な色のものを欲しくなる。
今では当時と違い何色の帯締めでも店頭に並んでいて自分で作る必要はなくなったのだか。
組み方も色々。
呼び名も実にたおやか・・・
網代 唐組 白菊 加茂川 青柳 桜貝 角杉
せせらぎ おもだか とくさ かごめ
源氏小桜 絣金剛 蛇篭組
・・・・・などなど
今、組ひも台にかかりっぱなし・・の組みひも。
「笹波」という組み方。
私のとても好きな組み方。
掛けてある台は丸台。
玉は28玉。
一個が30匁。
真ん中のおもりは1キロ。
色糸をどう配置するかで柄の出方が違う。
ちょっと爽やかで綺麗な色のものが欲しくてこの色糸を選んだのですが、・・
日々の忙しさにかまけて放ってあるうちにすっかりこんな色、身につけられなくなってしまいました。
いつもながら、何やってんだか・・・〜