「願い事、全て叶う」
という最高の「大吉」御御籤を引いたのが今年初め・・・
「凶」という御御籤を引いた経験のある私は、すっかり狂気乱舞〜♪
そしてはや・・一年(笑)
色々あった一年間。
御神籤は所詮おみくじであるが年の初めは気持ちが楽しい方がやはり嬉しい。
日々「凶」の連続であっても自分で自分の力を信じて生きていくしかないのは当然のこと。
楽しいことも、嬉しいことも、
悲しいことも、辛いことも、
腹が煮えくり返るようなことも。
背水の陣、崖から後ろに突き落とされたような気分の時もあった。
夜目覚めて憎しみで眠れぬ夜もあった。
臥薪嘗胆を心に誓うやり切れぬ閉塞感の気持ちの時もあった。
蝉丸の姉「逆髪」のように怒りでこの髪全てが逆立っているのではないか、とすら思う日々すらもあった。
幾つになっても「仏様」のようになれそうもない。
でも何とか一年間無事に(・・というべきだろう)過ごしてこれたのは感謝。
離れていった人もあり、新しい出会いもあり。
二度と会えぬ辛い静かな別れもあった。
みんなみんな人生という長さから考えたら、ほんの一瞬の日々。
辛いことの多い気持ちの落ち込む後半の年だった。
せめて・・・と今年頑張った自分へのご褒美に、先日気持ちの贅沢な忘年会をした。
と、いってもなんだかんだと相手は違うが、毎年忘年会は設けているのだが‥(笑)
先日の日曜日、40年来の友人と半日過ごすことにした。
最初は一人でゆっくり過ごすつもりだったのだが、
その友人、自分も一緒に行く・・というので2人一日一緒に過ごすことに。
朝起きた時にはほとんどなかったのに、3時間くらいであっという間にこんな景色。
着物で出かけようと思っていたのだが、急遽洋服となる。
早いお昼を食べた後、能楽堂に。
3時間半の能舞台。途中、地謡続きの時にはこの一年間が走馬灯のように思い出されていた。
それでも「狂言」と能「小鍛冶」では真剣に見ていたので日々を忘却。
とくに「面」をよく見ておきたかった。
プロだけで構成される舞台なので見ごたえは十分だった。
友人は狂言が始まるまでほとんど寝ていたようだ。
規則正しい寝息が横の席から聞こえていた。
あまり興味はなくて、多分私に付き合ってくれたのだろう。
1人忘年会は余りに寂し過ぎると思ったに違いない。
とてもハードな毎日を日々こなしている方だから、静かに寝かせておこう。
能が済んでから近くの美術館の中のお店で紅茶を頂き夜の食事処へ。
静かな雰囲気の料亭には人がいないような静けさ。
他の部屋と離れているので実に静かであった。
窓の外には雪景色。しかも更に深々と降り積もっている。
2人、知り合ってからの今までの40年の歳月の思い出を語る。
私も彼女も本当に色んなことがあった。
彼女もご主人と身一つからスタートし、今では大きな会社を経営しているし、その過程を知っているので私も感無量である。
又私自身も本当に色々あった人生なのでこれまた2人、「喜びも悲しみも幾星霜」であった。
本当に随分と長い年月を一生懸命に脇目も振らず生きて来たものだ。
言葉にすれば「一生懸命に生きて来た」という平凡な言葉にすぎぬのだけれど
中身の何て重い響きなのかは互いが互いをよく知っている。
言葉なんて所詮そんなもの。
たった一言で済んでしまう。
人生100年の時代という。
しかも体は日々衰えていくし、加速度的にドンドン退化していっているような気がする。
心に至っては日々更に怪しげな様相を呈している。
でも立ち向かっていこうとする精神だけは死ぬまで健全でいたいと思うこの頃。
これから先は更に厳しい自己鍛錬の連続になるに違いない。
仕事も家事も日々の生活もいつまで続けられるかはわからぬ。
でも死ぬまで微力ながらでも自己啓発&自己啓蒙を続けていきたいとお互いに杯を交わした2人忘年会であった。
日々何となくせわしなく動いていて、ブログを随分休んでしまった。
今年中にまだ幾つかこなさないといけない仕事があるので今年はこれで更新は無理ではないかと思う。
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ブログ友の皆さん、今年最後のご挨拶を述べておきます。
一年間本当にお世話になりました。
慰めていただいたり、励ましていただいたりしました。
ブログが有ったお陰で随分心が救われたような気がします。
本当にありがとうございました。
まだまだ未熟な私ですが、
来るべき年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さんにとって
来年は更に更に良いお年でありますように〜♪♪♪
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