烏帽子に狩衣姿・・・
本来は狩などに用いた衣服で活動的なため貴族の平常着に。
紅葉狩りや花見にはこの服装。
足元の赤は袴の下にもう1枚赤い袴をはいていた当時の着方を正しく受け継いでいる・・ように見える。
(たぶん・・当時は男性も下着は赤い小袖だったらしいのでそれかも・・・)
抱えている琵琶は四絃・・・多分薩摩琵琶。
撥は柘植、弾いている途中敵に襲われたら武器にもなる。
端正な顔立ちのこの人形
有名な伝統工芸士の方や作家さんの木目込み人形ではない。
近所のおばあちゃんが見よう見まねで私に作ってくださったもの。
25年以上も前のこと。今はすでに亡くなっている。
祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響き有り
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理を現す
そんな歌声が聞こえてきそう・・・♪♪♪