和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

指導者失格?!

最近お弟子さんに言われた。

正確な言葉としては

「あなたは指導者として駄目だ!!」と。

 

経営者としては失格なのは十分わかっている。

これは誰に言われなくても十分わかっている。

しかし、指導者として自分にできる精一杯のことをして来たと微かに自負していた。

だから青天の霹靂だった。

本当に思いもかけぬ言葉だった。

 

確かに言葉は荒い。

気性はもっと荒い。

今まで生きてきた生き方は更に更に荒っぽい。

 

顔をしかめる人もいるだろう。

近寄りたくないと思う人もいるだろう。

でもそれでも構わないと指導を受けに来た方には全身全霊で対処してきたと思う。

 

あの人にどうしたら分かってもらえるか・・・

あの部分はどういう表現をしたら理解してもらえるのか・・・

この人は何を望んでいるのだろう・・・

私はどう対処したらいいのだろう・・・

いつもそうやってできないお弟子さんの事を寝床で考えていた。

きっと良い方法がある・・・と散歩しながらも考えてもいた。

私の指導方法の何処が悪かったのだろう・・・と反省もした。

一日の大半をお弟子さんが上達する方法を模索するのに費やしてきたといっても過言ではない。

そしてそれはそれで、不思議な事だけれど本当に幸せなひと時でもあった。

こんな自分でも誰かの役に立つと信じていたから。

 

しかし

「指導者として駄目だ」この言葉で

自分の今までの努力と苦労が木っ端微塵に吹き飛ばされたような気がした。

所詮自己満足の世界だったかもしれぬ。

確かに誰もお弟子さんは望んでいなかったかもしれぬ。

自分のこれまでの教室人生が全否定されたような虚しさを感じている。

 

で・・・毎日考えている。

これからどうすべきか。

どうあるべきか。

涙がにじむ。

 

 

立ち直るまで暫く時間がかかるだろう。

ひょっとしたら立ち直れないかもしれぬ。

 

これからどうしたらいいのだろう・・・

 

 

 

草むしりをした。

散歩の時間も増えている。

今は黙々として時間を過ごしている。