和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

今年初めての「いろは会」

いゃあ〜雪が降った、降ったよ、山ほど降った。





我が家からも車は出せなくて全て歩き〜、来る日も来る日も歩く。
タクシーすら捕まらないし、捕まったところで大通りしか走ってはくれない。
小路は車ははまって動けないから。
恐ろしい位に歩け歩け・・だった。


でも雪が降ると普段とは違う美しさがある。



さてさて・・・雪も一段落。
除雪で膝がギシギシというけれど、
何はともあれ今年初めての「いろは会」を開催できたのは良かった。


時期的に税金の時期で今回断念した人1名。
4人での開催となる。

まずはこの方…
まだ和装組曲へ来て3回しか習っていない。
でも、頑張って家から着ていらした。


着物は江戸小紋「行儀」に季節の梅柄の名古屋帯
ご本人最初からこの「梅」の帯を締めたかった・・と。
3回しか習っていないのに本当に頑張って良く着て来たと思う。
特に諸先輩の間に入り心臓バクバクだったに違いない。
姿勢も着方もいまいち・・だが多分もっともっと美しく周りを圧倒する着方を習得されるに違いない。そういうものともしないオーラがご本人にはある。独特の着姿がある気がする。1年・・いや半年あたりで会得されるに違いない。この方の目力に期待している。この方の変貌を私自身が一番楽しみにしているようだ。


次は京都から参加のこの方・・・



四十年近く前にこんな色が一時大流行した時期があった。
この着物も帯も結婚されるときにお母さんが持たせてくださったものとか。
とても凝っている着物である。
綸子地で青海波の地模様。しかもその地模様が付け下げとなっている。
その上に絞りや刺繍、汕頭などで加飾されている付け下げ訪問着。
帯は雪輪と芝模様の織の袋帯
着物も帯も娘さんが着るものとしては、当時とても品よく控えめにされた雰囲気が伝わってくる。

ご本人、二年間全く着物を着ていなくて数日前に急きょ練習されたとか。
「着れへん〜どないしょう」とメールが入る。
なのに前日には
「誰かに見せたい位にうまく着れた」と。
そう・・・いろは会に参加する時は当日もさることながら参加するその時までが物凄く練習できるのだ。(笑)


次の方は・・・



落ち着いた小紋の着物に袋帯
この袋帯がとても締めやすいらしく困った時のこの帯とか。
ご本人にもよく似あっていらっしゃる。
こんな風に年を取りたいと思うようなチャーミングな方。
人生山あり谷あり・・・色んな苦労を経験されながらこんな風に笑えるって素敵。
見習わねば・・。私の人生の先輩でもある。


最後はこの方…

いろは会もゆめみ会も一通り済まれた方だが、もう一度最初からやってみたいという本人のたってのご希望でもう一度のチャレンジ。



付け下げの着物に螺鈿の箔帯。
着物の地に何とはなしに小さな花模様が薄く書かれていてひっそりした雰囲気がこの人に合っている。
選ばれたお母さまの趣味の良さを感じる。


雰囲気と言い、着方と言い、コーディネートといい、流石に一日の長を感じる。
ご本人曰く着物は何となく着れるようになったけど、知識が全く記憶にないのでもう一度・・・と。
はい、何度でも勉強してください。
良いことです。

他の方もこれからドンドン美しく綺麗に他の追随を許さない自分独自の雰囲気づくりに励んでいきましょう。
なあに・・すぐさ・・雲龍柳が付いている。(笑)


お互い切磋琢磨しながら更なるステップアップをしていこう。
今回は1月と言う事で少し華やかなものに皆さん挑戦された。
自己紹介をしながらご本人さんたちの自分の着物の説明と、私からの着物の知識に関しては「織」と「染」を浅く。

次回は

     2月17日(土)  午後1時半から


次回の知識は卒業時期という事もあり、「紋」を中心に着物と帯の格・・と言う事も簡単に触れておきたい。
参加しようと思う方はどなたでもOK。
メールで申し込んでください。
ではでは・・・

またまた雪が降るとのこと。
老骨に鞭うって又々除雪に励むけなげな私である。

物凄い余談であるが実はこの除雪に明け暮れた一週間で私の体脂肪は5パーセント減少し、筋肉量は5パーセントアップした。結局体重はちょっと・・いやいや、かなり・・増加。それも又良し。何でも悪い事ばかりではないのだとちょっと嬉しいこの頃。ただ膝が正座が厳しい。しかし、何とか連続30分はできたけど。。。。