空の色が一番美しいのは何月だろう・・・
晴れ渡った空の色を空天色(くうてんいろ)、または碧天(へきてん)と言うらしいが「空色」が一般に分かりよい。
勿忘草(わすれなぐさ)色の水色もあるが何処となく物悲しい雰囲気を持つ。
恋人のため青い花を取ろうとして川に落ち急流に流された青年が
forget me not
と言って死んでいったことからつけられた名前で明治時代に日本に入った色名と言われているのは案外知られている。そのまま直訳して「勿忘草」と。
耳から聞いたニュアンスも、花の持つ雰囲気もなんとなく加味されて晴々した雰囲気が少ない。
それに比べて「空色」は抜けるような爽やかな色を想像する。
安房直子さんの「空色のゆりいす」という童話がある。
目の見えない自分の娘にたった一つの色を教えるとしたら空色を教えたいと言う椅子つくりの話。
「空色」は平安の時代からある色名らしい。ただ広く使われるようになったのは明治以降とのこと。
この空の色のイメージが好きで一昨年のショーの時に使った。
ショーの時には
「地球上で一番美しい色・・・・それが多分この色
空の色、海の色」
と紹介した。
その時の振袖と帯結びを紹介。
帯結びは「うずしお」をイメージ・・・
帯上げ、帯締めも一工夫。
チーム・HASEGAWAのメンバーの作品。
これからこんな色の空が広がることを祈って・・・・