☆ 〜 青海波 〜 ☆
模様の中で案外誰でも知っている名前。
日本だけでなくエジプト、ペルシャはじめ世界各地にみられる。同心円の一部が扇状に重なり合う。お絵かき帳に円を書けるアイテムがない。しょうがない。手描きの円なので線が汚い。ご容赦を!!物凄く荒っぽく大胆に書いた・・
人呼んで・・・・
青海波・北国冬バージョン・・あらくれ青海波。←これはお婆造語。
雅楽「青海波」の装束に使われたことからこの名がある。
連続する波、波、又波、何処までも続く波を幾何学的に表した文様。
一般に広まったのは江戸中期。青海勘七という塗師が巧みに描いたことからとか。
(塗りの表面にどうやって下書きなしで青海波を書いたのか・・自分で書いてみて難しさが分かる。)
写真は青海波に菊を散らしたもの。
(デジカメ新機種バージョン「お婆の目・その2」初登場)
青海波そのものを花で表現したり、松竹梅で表したりと工夫がなされているものが多い。
松竹梅などで青海波をかたどったもの、一応これも青海波の仲間。
配される文様が青海波のつながりのように連続している。
(始めるときは意気揚々と書いたのだけど中々うまくいかず・・)
菊だけで青海波を作る菊青海波もある。
(もうこの段階ではお絵かき帳を断念するのをためらわず。)
ちなみにわが和装組曲のショーの時はこの青海波を帯でデフォルメ表現した。
藍染めの日傘を持つ。
着物は単衣、五月、六月の熱い時期を想定、藍の匂いがするような染で波の柄の江戸小紋。白と青、リバーシブルの帯を合わせて。
こってこての帯結びも悪くはない・・でもこんなすっきりしたのもたまにはいいか、と。みる人によって、青と白の扇面にも見えるし、波にも見えるし、夏の青空に立つ白雲にも見えるかなあ・・・と。
「どうみても青海波に見えないよ〜」と言われれば・・
・・・・む・・・・〜・・ん・・「ごめん!!」