今日の職場の玄関・・香炉をだす。
自分の好きなものは何とも言えぬ気持ちの高揚がある。
箱書きは「月」である。
台の上にそっと置く。
最初からまさしく定位置の如くしっくりと収まった。
尾花の上に月が見える。
月を金色にしないで周りの月の輝きを金にしている。
月は白磁のまま・・・
澄み切った空気で見る月の色は不要・・という
作り手のこだわりもうかがえる。
お題は「芒」ではなく「月」でなくてはならなかったのだ。
形も構図も絵もまして作り手の思いも・・・全て私好み。