和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

手縫いで縫う「浴衣」講習会第8回目

先週土曜日八回目の講習会が行われた。

後は袖付けのみとなった。
次回で完成の予定〜☆

この日行ったことは「襟付け」を全員済ませること。
・・・といっても襟付けが一番難しいかも。。。
今回は浴衣ということで「バチ襟」である。


A・・3寸 B・・3寸5分 C・・3寸6分 D・・3寸8分 E・・4寸

が目安。Bは剣先の場所の襟の幅で、Cは掛け襟の場所での幅、Dは襟先とかけ襟の中ほどである。

一番気を付けることは前回作った力布を襟肩開きに縫い付ける時に角になる部分に皺をよらせないことである。
急がないで少しずつ表裏を見ながら縫い進めること。
私は勿論、皆遅れないように真剣、失敗しないように集中。「し〜ん」とする時間が物凄く長い。
必死。
「あ〜・・・っ!!写真を撮るのを忘れてた!!」と私。
慌ててデジカメ…デジカメ…


空いている座布団の場所が私がいつもいる場所。
この時は即席デジカメラマンをしている。


この日は私の浴衣完成。
それは私が物凄く速いからではない。
いつも講師の先生が、律儀にもまず私からマンツーマンをしてくださるから。
皆よりも早くできて当たり前。

ちょっと羽織ってみる。

袖が付くと格別だねっ。
次回は皆さんの浴衣をご披露できるはず。

それまではキチンとたたんでおこう。


次回は他の皆さんも袖をつけて完成予定。
そして次回は検針器にかけても見るはず。
検針器は如何様なものなのか…お楽しみ〜♪
「ブブーッ」と鳴らないように祈るのみ。


散歩途中で発見。
小川にいたカルガモ親子。
小さな小さな子ガモは全部で九匹。
(写真をクリックして拡大してご覧くだされ〜かろうじて数が読めるはず。)

公園では巣立ちの練習中のトビ。


飛び立つ瞬間を撮ろうと随分待つのだが、しびれを切らしたのは親ではなく私。
又の機会に。「頑張ってね〜」と帰ってきた。


一人皆より遅れがちになる子ガモちゃん、皆の餌食にならないでね。。。


ではでは・・・またねん〜♪
私に手を振る・・・いや足を振る親ガモさん。



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    能面の進み具合〜♪

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物を作っていくって何て楽しいのでしょう。
毎回あっという間に時間が過ぎていく。
でも慌てない、焦らない、急がない。
一時一時を静かに楽しんでおります。

前回は確か、ここまでお見せしたはず。
四隅をのこぎりで切ったりノミで削ったところまで。

そのあと、輪郭に沿って突きノミで削っていく。

裏はちょっと分かりにくいですが、粗々と彫ってある。

いよいよ顔の凹凸にも入っている。
これが又難しい。何せ木がパキッと割れてしまうと台無し。
又ちょっといい加減だと手直しできぬ。


彫り出してからはほとんど言葉を発せずただ黙々と作業する自分がいる。
こんな無口な人だったの?と言われる。
そう・・・誰も信じないだろうが。
何かをしているときは物凄く集中しているのでほとんど話はしない。
そういうと恰好いいが、話をすると失敗しそうなくらい集中できない性分なのだ。
適当に削っては能面にはならぬ。何分どころか、何厘までも曲尺と三角定規を使って正確に凹凸を削らないといけないので。

それくらい集中していたのに、
「鼻、削り過ぎていないか?」と先生。
先生と私の手元までの距離、5メートルはある。
キチンと測定しなおすと、丁度鼻の一番高い部分が気持ち2mm位削り過ぎてしまったことが分かる。
先生って凄い。これだけ離れていても一瞬で見抜く。

先生がバランスをとって少しと修正してくださる。ちょっと鼻ペチャさんの能面になるかも・・・(笑)
ちょっとへこむ。
「皆そんなもん。最初からパーフェクトだと先生はいらぬ」と笑う先生。
私はこんなに優しい言葉を生徒さんに掛けたことがあるだろうか。
反省しながらドヨ〜ンとして帰る。


遅い時間、といっても夜10時前に帰宅できる。
道を歩くと漏れてくるご近所さんのテレビの声や家族団らんの声。
それらを聞きながら、私自身も休みの日にこんな過ごし方でいいのかな、とも思う。
朝は琵琶、昼はボイトレ、夜は能面打ち・・・
その間には家族の食事の準備もする。(食事というほど立派なものではないのだが)

ぼんやりと、のんびりともっと違うリラックスした時間の過ごし方をすべきかな、とも思う。
食事をとり入浴し、ゆっくりとした時間をかけて新聞を読む。
真夜中になるその静かな時間を過ごしながら、満ち足りた幸せな自分もいる。
明日から又仕事を頑張ろうとも思う。
そう・・何を立派なことを言うても働かないと食うてはいけぬ。

しかしそれにつけても着付け教室で夜10時、11時まで練習していく彼女たちは凄いなあ、と。
当然仕事を終えた後、家族の食事の用意を間に挟みながらダッシュでうちの教室に来るのだもの。
きっと彼女たちも私同様ご飯を食べる暇はないはず。(笑)
自分が出がけに作って今は既に冷え切っている食事を取りながら彼女たちと妙な連帯感を感ずる。

私もグチグチ言わずにもっと頑張ろう…成せば成る、である。
来年は出来上がった能面をここでご披露したいしねっ。
雲龍柳はがんばりまする。
ではでは・・・どなたさんも・・・・・adios〜・・・・☆★☆




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