和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

手縫いで縫う「浴衣」講習会第7回目

先週の土曜日に七回目の講習会が済んだ。
一か月ぶりの開催。
前回までのことが綺麗さっぱり〜見事なくらいきれいに〜忘れている。(笑)


この日は裾のくけ方と襟をつけるところまで。
襟とかけ襟はまだまだ途中。
前回から一か月も立っていたら、その間、ヘラで付けた印が皆消えて改めて寸法を測り直しして印つけ。
中々頭で考えるようなスムースな流れにはならぬ。

裾のくける作業と角(両方の褄の角)の額縁の仕方を中心に習う。

折るとはみ出す部分も出てくるのだが、丁寧にカットする。
小さなことで何気ないように見えるが仕事を丁寧に仕上げる時にはとっても大事な作業。

そしてこんな風な裾となる。

マチ針で止めてあとはひたすらくける。

何も考えずにただくける。

真剣にくける。


もっと難しいのかとドキドキしていたのだが簡単〜♪
ただし目がちょいと疲れる。しかし、先は見えてきた。

普通の着物は襟を先につけてから掛け襟をつけるのだが今回の浴衣はもう少し簡略化。
襟に先にかけ襟をつけてから一挙に身頃につける。

この時、襟肩あきの補強のために(着ていたり、洗濯などにより破損しないように)力布をつける。
力布の作り方も習う。あまり布を一寸角二枚とる。
あまり布がない場合衽の襟の中に入る部分からとる。


それを二枚、それぞれ襟肩あきの部分に襟とともにつけて補強にする。
今回はここまで。

兎に角みんな真剣。
あっという間に時間となる。
お疲れさまでした。

次回は襟をつけて袖をつける方法を習えたら嬉しい〜♪
襟をつけて袖をつけたら・・うふふ・・お・し・ま・い・さ〜☆
先は本当にすぐそこ…五人の撫子たちは・・・頑張る〜☆★☆





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              ビーズの半襟について〜♪

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前回のブログで「ビーズの半襟」について思いのほか色々な方から問い合わせ&質問を受けた。
あまり特別なものとして考えていなかったのであまりの反響にちょっと驚き。
それで今回は「ピースの半襟」について最後に少し触れておこうと思う。
一番多かったのが、どんなものなの? 幾ら位するの? つけ方は? であった。

初めて見たのは20年以上も前だろうか・・
時々見かけるようになったのは10年程。
私は17〜8年前に一枚買って使ったことがある。
最近では全く使っていなかったので、タンスをごそごそ。
あった!!!  それがこれ・・・


麻の葉の形。
普通の半襟に一つ一つビーズを手作業で縫い付けたもので物凄く労力かかっている。
手作業だというのは裏を見ると分かる。実に丁寧に作られている。


今と違い海外で手作業されることが一般的ではなかったので国内産だと思っている。
全体に縫い込んであるものとは違い若干軽い。
でもこれだけ粗くても、一日着ていたらとても肩が凝る。
値段は当時で10000円近くした記憶がある。
帯締め帯揚げが5000円くらいで結構いいものが買えた記憶がある。
とても思い切った買い物だったのだろう。
何度か着て汗や皮脂がついても熱いお湯に浸したタオルを固く絞ってビーズをサッと拭くだけできれいに汚れは取れる。
扱いはとっても楽である。
余りに汚くなったりタオルぐらいで取れない汚れなら襦袢から外して手洗いすればよい。

今回全体に敷き詰めたものをお見せしたくて探してみた。
全体ビーズを一面に敷き詰めたものもある。

まずはこんな感じのもの…いろんな色がある。


これは私が依然買ったものとは違いレース編みの中にビーズが組み込まれているようである。
裏はこんな感じ。


価格は5000円プラス消費税といったところが安い方の一般的なもの。
ビーズがもっと密集して使ってある場合は10000円〜15000円あたりになっているようだ。
ビーズの密度が混むと重さもどっしりとしてくる。
このあたりになると流石に海外産の雰囲気。
海外産でもちっとも構わないのだが、それをもう少し値段に反映してほしいというのが本当のところ。


つけ方は普通の半襟のようにつけてよい。
むしろレース編みなので適度に伸びてつけやすい。
何年か前から成人式や結婚式にお嬢さんの振り袖の襦袢に時々真っ赤なビーズの半襟がついているのを目にしていた。
ビーズでもセレモニーに使うようになってきている昨今でもある。

6月4日の「いろは会」にて「暑い時期の半襟の選び方」として絹だけでなく綿、麻や絽や楊柳、しぼのあるものなどと共に詳しく説明しようと思う。
特に夏は襟もとがとっても目立つ。汗が染みないように着る方法も一緒に考えたい。
案外夏は「絽」というように思われがちだが、「麻絽」「ちぢみ」「レース」の半襟などをご覧に入れたいと思っている。
実物もその時にお目にかけるつもり。七月の盛夏に向けて一緒に考えましょう。
ちなみに「いろは会」・・・ブログに書いた日に定員が埋まった。
皆さん、ちゃんと見てくださっていてうれしい〜(^^♪

また、養成コース終了した方は参加できませんか? とメールや電話で質問を受けた。
養成コース終了した方はいつでもオブザーバーとして無料で参加していただいてOK。
ただ駐車場がもう車六台で目一杯なので、無料で参加できる方に関しては公共の交通手段を講じてください。

ではでは・・・・いろは会に参加の方、少しでも自分の着姿、美しくなるように頑張りましょう。
できれば六月初旬ということを考慮しての着物と帯、小物をチョイスしてきてください。
間違ったチョイスの仕方でもちっとも構いません。
知らないからこそ一緒に勉強するので。
どんなことも和装組曲では恐れてはなりませぬ。
どんなことも成功のもと。
成功のもとを一杯仕入れてくだされ。
あるもので如何に素敵に装うか…お金をかけずに知力を最大限使いましょ。


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ちなみにその日は金沢市の市祭。
駅周辺は交通規制がかかりますので、時間を考慮していらしてくださいね。
私は12時頃からいますので、早めに着いてもちっとも構いませんよ。
ではでは・・・・また〜ね。





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