和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

手縫いで縫う「浴衣」講習会第4回目

 
浴衣の講習会の第4回が3月12日土曜日にあった。
今回は脇の印付けと縫い。


1,が袖付けの位置 2,が身八つの位置 B,は縫いしろとなる

身幅と肩幅によっても違うのだが袖付け位置からカーブを描く方もいれば
私のように身幅と肩幅が物凄く違う人は身八つの位置から印をカーブさせる場合もある。
袖付け位置から急に幅を広げると着物の肩が裃みたいになるので。
自分の身幅、肩幅を知らず知らず印を付けながら覚えていけるのも嬉しい。
昔、家で家族の着物を縫っていた頃は多分大まかにほとんど目安で縫っていたのではないかな、とも思う。
日常生活に着物が本当に自然に気軽に浸透していたはずだから。


もう一つは衽(おくみ)と衿を切り離す。



Aは衽の長さ×2である。
1,衽(おくみ)  2,衿(えり)  3,掛け衿(共衿)

となる。
実際ハサミで切る時には
幅を半分に折る。そしてその時衽を取る方の幅を5分長く取る。



中々、地の目を真っ直ぐにできないので入っている柄を参考にするも良し・・・
例えば格子や縞、市松など・・・。そうすると生地をずらさないで綺麗に切ることができる。

今回はそうして裁断した衽に印をつけ、衿下(褄下)になる部分をくけた。






縫っている方で途中、針を何度か折った方がいた。
その折れた針先をキチンと始末しましょう・・・と先生。
過去にその折れた先が布地に残っていたのに気付かなくて、着物を着ていて心臓にささった方がいたそうである。
今では着物を器械に当てて検査するのでそういう心配はないのであるが、自分の着物はそういう検針器に当てないので気を付けないといけない・・ということ。仕立ててもらったものに「検針責任者○○」という記載や印を見られた方もいるのではないか。今度からちょっと気を付けて見よう。
ちなみに浴衣の出来上がった日にはその検針器を実際使って針がないかを各自調べることも体験できる。
それも又楽しみ〜。

次回5回目は3月26日(土)。
遅れている方、衿下まではくけておこう〜。
私も頑張らねば。



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浴衣講習会は全部で10回は考えていた。
それを今までブログに書いてきた。
そしてHPとリンクするようにHPの更新もしてきた。
ブログに書くのは大したことはない。
いつものように思ったように書くだけ。
でもHPの更新が案外私的には面倒くさい。
勿論、誰かに頼むこともできるがそこはそれ・・・世の中、人が動くとお金が発生する。

で、面倒だけれども自分でしてきた。
貧乏極で超零細な和装組曲なので選択の余地はない。
貧乏、零細で有ることに何の恥ずかしさもないのだけれど、だからと言って特別威張ることでもないね、失礼。(笑)
は〜ぁ・・・毎回・・又あのマニュアルを片手に更新か・・と自分ながらちょっとお疲れモード。

そこにブログ友から電話。
「浴衣の講習会の内容、10回までブログに書く気?」と。
「当たり前!!仕事ですさかいに。」
「もういいのやけど・・・他の事書いてんか?」と。
「浴衣はそろそろ飽きたもん」と。

「何いうてますねん。仕事の一環として始めたブログ。好きなことばっかり書いてはいられまっかいな!!!本末転倒」と。しかし、物凄く気持ちは分る。こんなしょぼい着付け教室でも3月は案外ボチボチ忙しい。すこーしお疲れモード。
しかも本末転倒は今に始まったことでもない。
苦肉の策として2回分を1回分として書くか?良い考え〜。
そこに別のブログ友からまるで心が見透かされたようなメール。
「1回でも長いのに、2回にするとなお長い。」と。
「だいたい次が終わるまで今回の事覚えていられまっか?」と。
中々手厳しい。が・・確かに核心をついてる。
ブログ友も最初は恐る恐る私にコメントしていたのに、今では私を自分の思うように手操ろうとまでする。
恐ろしかぁ〜・・・慣れ親しんだ女というものの実態を垣間見る。(笑)

まあ、10回という予定だが、多分8回で終る予定。この調子では。うまくいけば7回かも。そういう訳だから、何があっても最後までブログに書き続けますから、諦めて下され〜。飛ばして下さってちっとも構へんよ。ただこれは私目の仕事ですさかいに・・・よしなに〜。仕事あっての自分の楽しみですからご了解を〜♪


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窓の外にこんな小鳥さん〜♪

      〜かわいい〜


なんとまあ・・・しぐさまで幼くて無邪気で超・超・癒し〜。
小さなふわふわさん・・・さてさて・・何の小鳥でしょ?

別の角度から・・



ジョウビタキのよう〜
巣立ちの時期ですね。




    寒暖のはげしき波に紅梅の老木の蕾花よりも濃き
                    (窪田章一郎)