和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

念ずれば通ず〜☆

ブログから少し離れている時でも散歩は欠かさず続けていた。
その時の写真。

いつも通る小さな小川・・

    は〜るの小川はさらさらいくよ〜♪

というには余りにも小さい。
でも静かで私はこの川が結構好き。見ているだけで落ち着くのだ。
で・・・春の新緑の写る川を何気なくパチり。



なんと写真を写してから気付く。
右下部分に子ガモをつれたカルガモが写っている。



かわいいわあ〜と一杯写真を撮っていると急に川の淵に移動する。
そして子ガモを草の下に移動させている。


「えっ?何があった?」驚く私は上を見る。

なーるほど。

子を守ろうとする知恵だね。




また同じ川で先日こんな風景。


水面が波を立てて移動している。
頭の中ではジョーズのテーマ曲が流れる。
ジョーズは余りに大げさではあるが、その小さな波はドンドン近づいてくる。
ナマズか?何だ?水面下に何かいる。。。。

なんと・・・・初めて川の中に見た。


十何匹もの鯉の軍団移動である。
下流から上流に。
先日登竜門のブログを書いたところ。
不思議なご縁。釣好きにはたまらないだろうが、どうかどの子もつかまらないでおくれ〜。
中々くっついているので一匹だけを写せない。
一匹は七十センチは優に有りそうな大物ばかり。


どうだ!!!粘り勝ち〜☆


かたい蕾の鉄線もいつの間にか開花。


五色柳も先端の新芽も色づき始め・・・

季節は着々と初夏に移り変わっている様子。
しばし・・優しくもたくましい草花をご覧あれ。

まずは紅もみじ。



白いジャーマンアイリス
周りの三枚の花びらだけが開いたばかり。



これはね・・スモークツリー。
花屋さんで見るあのケムケムとしたもやもや草も最初はこんな感じの可愛い蕾。
面影ないでしょ?!葉っぱが可愛い。




枝垂れ紅葉・・・いわゆる「手向け」という種類。




これはキボウシュ。私たちはギボシと呼んでいる。
斑入りの斑が黄味がかって可愛い。




イロハモミジ。
この紅葉の紅葉が物凄くきれい。
この紅葉を知ってから次に家を建てる機会があればこの紅葉や楓だけの小庭を作りたいと思っている。
は・は・は・・・
念ずれば通ず・・・という言葉もある。
人生先は誰にもわからないさ。




大きな岩の隙間に種が飛んだのだろう。
葉の形からして菫の類ではないか・・花が咲くまでちょっと待とう。
エライぞ・・・大したものだ、根性だね。




これはおなじみ棕櫚の木。
茶色のケムケムですす払いの箒にした記憶がある。
実はアワゴというらしい。最近他の方のブログで知った。
古代中国では棕櫚の葉は戦いのシンボルとされていたので家紋もあるのだ。
養成コースの方々はちょっとチェックしておくとよいかも。



これは大王松
お正月に毎年花屋さんに登場する。
だけれど木として見るのは何と私は初めて。
着物の模様にも案外登場する。参考まで。



白い牡丹。白は全ての色の中で一番きれいかも。



「満月」という名前だけあって
秋に黄色鮮やかに紅葉する。
花と実も可愛い。
この実はヘリコプターのプロペラみたいに見えるのだが、
どういうわけか私はいつも十二指腸潰瘍のヘリコバクター菌を連想してしまう。情緒がないお婆だわ。(笑)




そして最後に・・
今日のブログのタイトルはあなたの為よ・・
私の念願だったこの鳥「カワラヒワ」、多分オスかな?
この一枚を撮るために五十枚の失敗作が背景に存在する。(笑)
でも完全な姿で撮りたかった。念願成就。




しばらくアップしてなかったので写真はどれだけでもアップできそう・・・
だが、今日はこの辺で。
しかし・・仕事の写真を全く載せないのもどうだろうか・・



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と、言うわけで二種類載せることにする。
まずはこの方・・

美容師さん。
久しぶりに留袖を復習しにいらした。
モデルさんはお友達。

留袖を着せつける時の特に大切なことは
  ・背の紋が真ん中に来ていること。
  ・裾つぼまりになっていること。

この二点が物凄く大切。
特にどっしりした黒留袖は重いのでどうしても裾がドボンとしてしまう。
貸衣装の場合は軽いので着せつけは楽なのだが。
綺麗にすっきり見せるためには下にいって綺麗に裾がすぽがっている事は案外難しい。
久しぶりの練習でしたがとつても上手でした。
モデルさん曰く
「今まで美容院とかで着せつけていただいた中で一番楽だし気に入った」と。
りょうこちやん、良かったね。後は時間短縮に励んでくだされ〜。10分とは言わない、せめて15分で。


そしてもう一方・・・
着物を畳むことすら知らない方だったが、何とこの日は二回目。
でもほぼパーフェクトに近い。自分で全て着られた。帯も習得。
五回のチケットを買われたのだが、何と後の三枚は不要かも。
その日はそのまま着物姿で食事とか。

・・・挙一明三(こいちみょうさん)とでもいおうか・・・非常に賢くてしかも理解が早い方である。
大したものだ。人の気迫と集中力のなせる業。帯の柄の出し方もすぐできるようになった。
この方、石川県での女性最年少のタイトルをお持ちである。
顔つきからチョイと違うね。しっかりしていなさる。
凄い方は何をさせても凄いかも・・・と感心&感動。



仕事の写真がおまけのようになってしまった。
失礼いたしました。



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話変わるが・・・・近況報告。
今日の夜からは企業から依頼の若い方が振袖&帯結びの習得に来られる。養成コースのメンバーに混ざる。
振袖のアレンジまでをできるように・・・しかも三か月で、と。最初はお断りをした。
今の若い方、いや若くはなくても五十、六十の方でも最近はとても疲れるのだ。
なにせ日本語が通じない。
分からなくても分からないと質問さえしない。
理解してもいないのに理解したと思いこむ。
でやらせると当然出来ないのだ。
で・・・こういうのだ。
「聞いていない」
「知らない」
挙句のはてに「習っていない」
「教えてもらっていない」と。

「えっ?私のせい?」とさえ思わされる。

食らい付いてしがみついて必死に頑張らないと三カ月や半年でものにできるわけがない。
人一倍頑張らないで出来る事があるわけがない。
習ったことを練習もせずにそのままにしていて習得できるものなどこの世にあるわけがない。

だから私流にやれる方だけ、必死でついて来ようとする方だけ限定にしようと思った。
ちやらちゃらとした考えの方に時間や空間、労力、そして気力を使うのをやめにした。
なにせ年と共に一度に振り絞れる気力はとてつもなく短く薄くなっている私なので。

で、二十代はまずお姫様、お嬢様の類いなので勘弁して・・・と。
でも先方の方が私以上に強かった。
「まずは本人を見て」「泣かせてもいいので」と。
いやいや・・・鬱になってもらっても困るしね・・と言う私に
更に粘られた。えりすぐりの社員に白羽の矢を立てたので、まずは一度本人を見てから判断してくれと。

で・・・本人が来た。
見た。やらせた。話をした。目を見た。

で・・・多少の不安もないわけではないが、受けることにした。
受けた以上はやり遂げるしかない。彼女一人のカリキュラムを作ることにこの何日か集中した。
このハードで地獄のカリキュラムについてこれたら大したものよ・・あなた。
和装組曲で最年少の振袖アレンジ帯結び習得者になるかも。

毎回毎回が勝負だからね。私が気に入らなければ何時辞めてもらってもいいという了承も取り付けた。
しかし、何とかものにさせてあげたい。
あなたも必死かもしれないけど、私も必死だからね。私も鬼になるしかない。

養成コースの方々もうかうかしてられないはず。
皆で頑張りましょう。と、いうより頑張るしかない・・・・はず。
今晩から更に気合を込めて行きましょ〜☆



           さてさて、次回ブログは「山道さんの変身」をお届けしますね。
                                     お待ちあれ〜♪