和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

われは草なり

     われは草なり
                   高見 順(たかみ じゅん)





われは草なり     
伸びんとす
伸びられるとき 
伸びんとす
伸びられぬ日は 
伸びぬなり
伸びられる日は 
伸びるなり





われは草なり   
緑なり
全身すべて
緑なり
毎年かはらず
緑なり
緑の己に
あきぬなり






われは草なり  
緑なり
緑の深きを
願ふなり





ああ 生きる日の  
美しさ
ああ 生きる日の
楽しさよ
われは草なり
生きんとす
草のいのちを
生きんとす






              【お知らせ〜♪♪】




11月9日(土)午後1時から「十二単・五」として最後のきせつけ講習を行います。
十二単の着せつけは正しい名前としては「おふくあげ」といいますが、「おふくあげ」見学会を開催いたします。
いわゆる襲の色目でも有名な「五衣」だけではなく、「唐衣」「裳」といった本式のものになりますのでじかに目で見る貴重な時間となるでしょう。
見学予約をなされた方はどうぞ時間に遅れないようにお越しください。


御承知だとは思いますが、わが教室は普段各人の希望に添いながら時間を調整しております。家の都合、仕事の都合や残業、交通事情など考慮し時間に制約されずに各人に合わせて開始しています。しかし今回のようにイベントなどの講師をお呼びする時は時間厳守となります。1時から開始の場合は1時ちょうどに始まりますのでそれ以降おこしの方は教室に入ることはできません。
いかなる理由があろうとも時間は厳守となりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
終了の時間は3時を予定しています。3時を過ぎれば何時お帰りいただいても自由といたします。

当日は見学会の後、着せつけ担当者からさまざまな平安衣装に関する知識を伝授頂けるよう計画していますのでそれもどうぞお楽しみに。
質疑応答などの時間、又簡単な茶話会を設けていますので時間に余裕のある方はどうぞ最後までご参加ください。
なお予約の無い突然の飛び入り見学は認めていませんのでお許しください。

おふくあげの着せつける方を「衣紋者」(えもんじゃ)といいますが、その方々は礼をつくしての紋付での参加となります。
しかしながら見学者の方々は服装は着物であれば何でもかまいません。御自由な選択でお越しください。

ではでは・・・・
参加者、見学者の方々はどうぞ着物を美しく着る機会ととらえ、同時に他の方のコーディネートを存分にお楽しみください。



平安時代にタイムスリップしたような一時
    着物を着る原点、着せつける原点を見つける参考になれば、と期待しています。

                       
                      実り多い時間となりますように・・・・・