本来はこれを先に書くべきだった。
琵琶の演奏会があったためそちらを優先したのだが・・・。
いつも火曜日の夜は創作帯結びを練習している。
各自自由に。
先だっては結婚式に出席されるNさんの着せつけ依頼があったのでその結びに焦点を合わせていた。
何度か今まで頼まれているので彼女の雰囲気や着物、帯の感じは皆既に知っている。
でも今までとは違う結びを、出来れば結んだことのない形をと。
チーム・HASEGAWAのメンバーは皆仕事を持っている。
転勤で県外在住の方もいる。フルタイムの仕事を済ませた後各自集合。
家族の夕食を作って集合する方もいる。
思い思いの帯結びを練習するのだ。
今度のお客様Nさん・・・
二十代、スレンダー、もうすぐ結婚する方、彼氏と出席、
雰囲気は優しく明るく回りをほのぼのさせてくれる人
「ひなげし」「水仙」「百合」・・・そんなイメージが皆さんからあがる。
でも何処までも可愛くしてあげたい。
で、この日はこんな感じにしよう…と。
後は当日、着物と帯と本人の意向もあろうから全体調整をしようと。
花弁の大きさも本人の体に合わせて調整しないといけないはず。
持ってくる小物によっても、又美容院で結いあげる髪型、髪飾りによっても調整しないといけない。
で、その当日。
帯の柄や厚み、色のトーンの関係で少し調整。
花の真ん中がちょっと暗く成るので可愛く赤い房をだす。
多少手を加えて、こんな感じ。
ちょっと落ち着きすぎているのでかわいらしさを加味するためにパールを。
本人が動くたびに揺れるように帯の右下につける。
普通に立っていたらわからない程度にあくまで品よく。
前結びももそれに合わせてパール使い、帯締めは四葉のクローバーをイメージして・・・
後ろの創作帯結びも前の帯上げなども全て一本だけの紐で作り上げてある。
本人の体にはがんじがらめなどこれっぽっちもしていない。
どんな着付け教室や、美容院の結びより楽なはず。
勿論体にガーゼやタオルで補正などしていない。
後ろの帯の下に安定させるためにタオル一本使っただけ。
帯枕すら使っていないのでガーゼで締める事もしていない。
飲み食いするのも、トイレに行くのも、楽なはず。
自由に食べて自由にトイレに行ってくださいなというと、
「余所でしていただいたときは、気持ち悪くなって食べられず、トイレ行けず、二次会までもたず脱いでしまった」
とのこと。
そういう方のためにこそ、和装組曲があるのだ。(笑)
これからは余所に行かずうちにおいでくだされ〜♪♪
(全てを敵に回すような危険な表現?・・は・は・は・・・知〜らないっと!!)
花嫁暖簾の前に立っていただく。
なんと自分で運転して帰えられましたよ。
琵琶の演奏会の前日土曜日のこと。
結婚式、二次会と過ごし真夜中まで振り袖姿とのこと。
お疲れ様〜・・
琵琶の演奏会から帰ると留守の家に彼女のメモが・・・。
物凄く楽だったこと・・
友達にとても褒められ羨ましがられたとのこと・・・
とっても素敵で際立って目立ったこと・・・
などをお礼の言葉とともに添えられていた。
こちらこそ・・・ありがとうございました。
わざわざ来ていただいたのに留守でごめんね。
とっても綺麗で可愛かったよん。
褒め言葉は当然。
だって彼女の為だけを考え作ったのだから。
よかった・・よかった・・・。
その方にあった、しかも着物と帯にあった帯結び・・・
いつでも考えますよ。
どなたでも、何なりとお申し付けくださりませ〜。。。。
最近本来の仕事の事をあまりブログに書いていない・・・かも。
は・は・は・・・・これが私の本来の仕事だもん。
たまには書かないと・・・やばっ〜!!!(笑)