切れ味の良い刀で 心のその部分を一刀両断切って捨てた。 そんな十月だった。傷口はまだジクジクと疼き 赤い身を晒している。 立ち直れるだろうか。大して強くもない癖に 気力だけで生きていた。 そんな十月だった。「恰好付けんじゃあねえよ」 心の中で冷た…
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