和装組曲♪

・・着付け教室、琵琶演奏、能面制作などに勤しむ日々のあれこれをグダグダと綴ります・・

聞香会「源氏香」

先日、ゆめみ会で聞香会を体験してもらった。

組香で「源氏香」。

 

 

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源氏香と言うのは五種類の香木を五組用意し混ぜ合わせる。

その25個の中から無作為に取り出した五個の香を聴き、その種類を当てるパズルのようなものである。25種類から5個を選び出すと全部で54通りとか。それを源氏物語の52章に一つづつ当てはめて図柄が決められている。最初の桐壷と最後の夢浮橋は除外されている。

 

 

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この日の参加は十名。

一応、一つ紋の着物もしくはそれに相当する着物・・というドレスコード

私はこの時が「源氏香」の体験としては三回目であるが皆さんは初めて。

少し緊張しながらもワクワクしているはず。

 

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先生は志野流香道の高澤恵子先生。

私とは十年来のお付き合いである。

 

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香木を入れてある紙は「源氏香」ならではで、紫色の和紙である。

何処までも神経が行き届いている。

 

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この日の床の香木は「伽羅」である。

 

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そして、この日は遠路はるばる兵庫から参加の方がいらしたのでその方を正客席に無理に座っていただいた。

 

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この日の正客

色々なしきたりや作法などの説明を受けていざ・・・開始

 

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聞き分けた五種類の違いや同じ匂いを割り当てられた紙に記号で書く。

 

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実際香を聞いていても (香りの場合、嗅ぐと言わず「聞く」と表現する。)

さっきも今も同じに感じたり、覚えていたつもりでも五種類を聞いている間に直忘れてしまい、とてもあいまいになっていく。墨で書く時には更に迷う。

実際当てようとか言う邪念が入ると更に迷路に入り込んでしまう。(笑)

実際・・・・

 

 

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こういう風に自分の手のひらで香りを溜めて聞くので非常に心もとない。

聞いた瞬間の印象がドンドン心の中で変わっていくのだ。

 

そして書いた紙が集められて採点されるのである。

この日の正解は「幻」

源氏香の図の一番下の左から三番目の図を参照にされたし。

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この日の最高得点はこの方…

 

 

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素晴らしい。

初めてなのに五種類をかぎ分けるわけなので難しい話なのだが、着物や帯にこの源氏香の図が良く使われているので何故そういう柄が作られたかを知っておいて欲しかった。一度体験すると絶対忘れないから。

この日源氏香の図柄の帯をされていた方が二人いらした。

 

 

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終ったあとでみんなで少し雑談したり、分からなかったところなどを聞きあう。設えなどの説明を受けながら雅な昔を楽しんでいた。

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流石に皆さん、この日は気合いを入れて着物を選ばれたようで心意気が伝わってくる。

 

 

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一人一人が何故この日この着物にしたのかをお聞きしたかったのだが、その時間もなく残念でした。

 

 

私自身は源氏物語を題材にした「源氏香」なので藤色の一つ紋の無地、帯は同じく藤色の膨れ袋帯、帯の柄は源氏物語から「藤の花」としました。結婚する時に両親が二十代の私に持たせてくれたもの。父の通夜で一度着た切り。母の通夜は夏だったので絽の無地を着た。着物の巾が狭くて着づらかったので流石に太ってしまった事を認識。やはり若い時より私はとても楽をしているようだ。

この日以来、散歩の歩数を更に増やしたのは言う間でもない。

 

最後に・・・・・

鶯を見た。

今まで声を聞いてはいたのだが中々姿を見なかったのだが、今回は辛うじて写真に収めた。

 

「は?どこが鶯?」

 

と言われそうだが、私はぼんやりながらもウグイスだと信じている。

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あは・は・は・・・・

何処にいるかすら分かり辛い・・・

これでもスマホの拡大を最大にしたのだけれど・・・

ご勘弁を~♪♪♪ 

 

さて、三月最後のゆめみ会は3月30日(土)である。

生徒さんからの要望で帯について各自講義してもらう予定。

勉強されたし。

 

又これはもう少し後になるのだが、琵琶の生徒さん達と「琵琶香」を企画しようと高澤先生とも話し合っていた。琵琶の演奏を混ぜて「白楽天」の漢詩を楽しみながらの香道となるはず。

漢詩の雰囲気では秋の開催となる予定。

琵琶の生徒さんにはその時に詳細をお知らせしますね。

 

ではでは・・・・今回はこのあたりで。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

冬のもてこし・・・春だから・・・♪♪♪

「冬のもてこし」

      三好達治 作詞

      鵜崎庚一 作曲

 

冬のもてこし春だから

この若草にすわりましょう

海のもてこし砂だから

砂には踊る松林

無限の時が来てはてる

岬の影の入江です

風のもてこし帆が二つ

帆綱ゆるめてはたと落つ

それらのものの一つです

さればわれらの語らいも

 

 

  

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冬のもてこし 楽譜

 

最近知った美しい詩・・・。

 

 

そしてもう一つ歌っているのが

波浮の港」、これは皆さんもよく知っているはず。

音痴な私は歌ったことがなかったのだが、聞いたことはあった。

 

作詞は野口雨情 作曲は中山晋平

 

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波浮の港

こちらの曲は何だかとてももの悲しい気分になる。

私はこんな美しい曲も知らずにこの年まで過ごしていたのね…

皆さんもたまには口ずさんでみられたし。

 

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コンコーネ

コンコーネの方は中々進まない。

それもそのはず、筋金入りの音痴だからしょうがない。

私よりも声楽の先生の方が多分教えるのに一生懸命~・・・(^^♪

すんませぬ。

 

さて久しぶりの能面の進捗状況。

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「若女」の粗彫までなんとかこぎつけた。

慣れないノギスを駆使しての彫り。

荒っぽい感じなので簡単だと思うでしょ?

実は私はこの工程が一番苦手。

 

この段階で余りにいい加減に彫ると顎がなくなったり、鼻が低くなったりする。眼の深さ、目と目の距離、唇の高さ、鼻の高さ、頬骨の高さ、そんなこんなをノギスで測りながら深彫りしないようにして削る。もっとも今まで何回も失敗している。顎が落ちたり、鼻がちょこっとペチャとしたり、額が高くなりすぎて延々にやすりで磨いていたっけ。(笑)

何とかそこそこ・・・いけたか・・・まだもう少し続く。

 

この日の能面教室の前までが頗る疲労困憊&体調不良でしかも意気消沈。集中力欠落。

ギリギリまで休もうかと迷う。怪我しそうな気がする。

しかし月二回しかない教室なので一回休むととてつもなく遅れるのは分かっていた。だから頑張って重い足を運んだ。運んではみたのだが、やはり少し無理があったようだ。何度かくらり・・と身体が頼りない。で、早めに切り上げて帰ってきた。家に帰れば少し微熱。やはり、刃物を使う時は力がみなぎって、集中力もしっかりないとちょっと怖い。今の私には少し自分の仕事がハード過ぎたのかもしれない。

 

さて、以前書いたようにここ半年程「ナンプレ」にはまり込んでいる。

 

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とうとうこの難問ナンプレ…最後のページの281問と282問・・・終了。

 

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110分の制限時間の「神人」クラスの問題を25~30分で解けるようになった。

ガッツポーズ。私って凄い。自画自賛。何処までもお気楽婆である。(笑)

夜の空いた時間、今はこれ以上の楽しみがない。

もっともナンプレをやりながら、ワインや冷酒が物凄く体を通過していっているのでいいんだか・・わるいんだか・・・(笑)

 

今は更に難しい問題集に挑戦している。

嵌りまくっている雲龍柳である。

楽しみは一つでも多い方が良いのだ。

 

さて・・・二月に開講した琵琶教室。

現在六名の生徒さんがいる。

何年も私の周りにいる着付け教室関係の筋金入りの生徒さんである。

その方々が凄い。凄すぎる。

 

別にモリモリと話を盛っているのではない。

正真正銘、物凄く練習しているのである。中には月四回のお稽古とは別に「自主練」と称して空いた時間に来て勝手に練習していくのである。高校生の部活ののりである。

 

琵琶教室なので琵琶がないと当然練習できない。

それは当然である。

しかし、全員がすぐに買えるという楽器の値段でもない。

「いつでも買える時に買えばいい。それまではうちの琵琶を使えばいいよ。」と言って一つ練習用の琵琶を用意した。私の物とは別に琵琶奏者の方で亡くなった方から安く譲り受けたものである。譲り受けた琵琶そのものは私の琵琶より数段見事である。初めての時は美しい琵琶の音色の方が楽しいはず。

それを弾いてみんなで楽しんでいるのである。

ある時一人の方の練習に付き合った。

その方は琵琶を持っていなくてうちのを使っていらっしゃる。

其れなのに指の使い方がとてもスムース。

「凄い、琵琶がなくてもこれだけ弾けるなんて」

という私にその方はこう答えた。

家に琵琶はない・・でも何とか指使いだけでも練習しておきたかったので絃の処を家でお手製でつくった・・・と。

「作った、って?」

怪訝な私にその方は説明した。段ボールでおおよそのサイズを作り絃の代わりに毛糸を張り、感覚や指の移動を練習している、と。

その方は教室に来た時にメジャーで寸法を図っていったのである。

 

確かに指での抑え方の強弱は実際の音がないと無理であるが、下絃、中絃、上絃の指の移動や四絃のどの絃を指でどう移動させるかは練習できる。音そのものはICレコーダーやスマホで録音したものを流しながらいかにスムースに指運びをするかを練習しているとのこと。

何だか胸が締め付けられる位に感動した。

「あなた、大した人ねえ~」

と素直に感動の言葉を口にしたのだが、本人はケロリとして

「だって琵琶を買うお金ないので・・」と。

いやいやそうだとしても普通は誰もそこまではしないでしょう?

いゃあ・・~・・・ここまでするって素敵~☆

皆上手になるよ…絶対。

 

 

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それに例え細々とでもいいやない?

人生100年時代、自分流に何処までも日々楽しんでいけるって素晴らしい。

皆で着物を、琵琶を、そして人生を、楽しんでいこうね。

色んなことを教えてもらっているのは、私の方に違いない。

 

本当にありがとう。

私は本当に果報者~♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春の訪れ

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ゆめみ会の2回目。
今回は7名の参加。しかも若い男性一人。

内容は着物の名称や着物名称に関する諺。

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一人一人先生になって指導する形をとった。

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お父さんの着物や羽織を使っての説明もあり。

男物と女物の違いは実際に見ると納得。

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皆さん春らしく爽やかな装い。

素敵でした。

 

さて次回は

 ●  3月16日(土) 1時・時間厳守 聞香会「源氏香」

      一つ紋の着物かそれに相当する着物で。

      注意点は匂いのあるものを身に纏わない事。

      香水は勿論のこと、ムースやヘアスプレーはご遠慮下さい。

      ショウノウや防虫剤の匂いのある着物は今から匂いを飛ばしておいてください。

 

 ●  3月30日(土) 1時30分 帯について

      帯のあれこれを一人一人講義できるよう自分の知識として定着されたし。ホワイトボードの前でテキストを見ないで説明できるように。

この日の着物のテーマは「桜」、各人各様の桜を演出してください。

 

さてさて・・・

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和装組曲の看板に「琵琶教室」の文字が加わった。

これで本当の意味での「和装+組曲」となった。満願成就~♪

着付教室の生徒さん6人が琵琶教室に参加されてにぎやかに。

私は琵琶の指導に関しては初心者マークなのでしばらくはウオーミングアップ。新元号の5月からしっかりお月謝頂きますね。(笑)

しかし皆さん本当に凄い。

家庭を持ち、仕事を持ち、しかも着物と言う趣味を持ち、着物検定も受け、さらに琵琶まで習おうというのだ。頭が下がる。年齢にふさわしい職場での地位や立場も有ろうかと思うのに。

「琵琶をやり出して思うのは、琵琶を勉強すると人生に深さと濃さが加わるような気がするのです。」と一様に言われる。皆さん凄い。

私も見習わないといけない。私も負けないように精進し修練するとしよう。

自分の残りの人生を充実した日々にしたい。

 

 ゆめみ会の座学も琵琶もかろやかに動き出しておりワクワク、ウキウキ~♪

最近ウオーキングもドンドン遠くに行っている。

 

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履いているのはこのギンギラ銀。

ラメとスパンコール満載。

ちょっとでも暗くなりがちな気持ちをるんるんにしたくて。

1月末から3週間大学病院にこのスニーカーで往復。

2時間30分からゆっくり歩いて3時間程度かかる。

でもその間、人の性格、人生の終わりの迎え方、人のこだわる思い・・・自分の人生を色々省みながらいろんな方の思いや考え方に接した。余りに重いテーマにひたすら歩くことで自分自身がなにがしかの方向性を見出したかったのかもしれない。

車での往復や、公共機関での多くの方々との共有する空間では中々見いだせない自分の思いもかすかながら感触を得たような気がする。

もっともまだまだ続くのだが…

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セグロセキレイ

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山茶花とひよどり

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シメ

最後はこれ・・・多分「シメ」のメス?

自信はない。

と、いうのは我が家に来たのは多分初めてだから。

でもこの肉色の分厚いくちばしと尾の白は多分・・

 

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どなたか教えてくださいな。

第一回 ゆめみ会

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今年初めての「ゆめみ会」

今年のゆめみ会は全員三級合格を目指している。

「私一人落ちたらどうしよう・・・」

という心配性な方がいらっしゃる。

心配ご無用。

私の生徒さんで三級落ちた方はいない。

それを言うと更に心配になるようだ。

「私が落ちるその第一号かも・・・」

と。心配性な方は一生懸命勉強すればよい。

其れしかない。

それなのに落ちたらそれはこの私、雲龍柳のせい。

それ以外にはない。自分を責める必要はない。

 

そんなことより、私には三級程度で満足するような講座にしたくない。

ゆくゆくは二級を難なく合格できる底力を付けておいてあげたい。

そのための一年間である。

しかもその先には一級が待ち受けている。

一級ともなれば一回での合格はかなり難しい。

だからこそ、今からその基礎をしっかりと付けてあげたい。

かといって難しい事ばかりでは最初から嫌にもなる。

難しい事と、楽しむ事と、出来れは少しの感動も散りばめたい。

そのためには、皆さんより私の方こそ頑張らないといけない。

 

さて、第一回目は反物から着物をどう作っていくか…という話。

実際に反物を切って体験してもらえないので障子紙で仮想体験。

 

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障子紙に片側にのみ模様を付けてもらった。

しかも上下のある模様。

これはその模様が着物に仕立てるとどうなるか、どう模様が配置されるかを知ってもらうため。上前を柄を綺麗に出せても後ろは逆の模様になる。だからどうするか・・そんなことも知ってもらいたい。

 

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訪問着と付け下げがどういう模様配置になるのかとか、無地と小紋柄がどう裁断によって柄が配置されるのかとか、衽と襟が同じ柄が出せないわけとか、そんなことを体験してもらった。

 

以前「浴衣を自分で縫う」イベントに参加されて着物の縫製を体験されているこの方に講師を少しお願いした。

 

 

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本当は全部一度講義してもらおうと思っていたのだが、なにせ時間制限がある。指導することを専門的に定義立てて教えている養成コースの方ではない。あれもこれも一度に時間内にやりたいと思っていたので私自身が少し端折って解説することが多くてこの方の腕の見せ所がなかった。折角色々勉強していらしたであろうに・・・すんませぬ。その勉強も長い目で見れば決して無駄ではないはず。

自分の頭の中で反物を見て「こういう風に仕立てあがる」と勝手に考えていてもその通りには中々いかない色んな制約を体験できたと思う。

 

短い時間制約の中、皆さん一生懸命に聞いてくださりありがとう。非常にレベルの高い方々ばかりなのできっと何かのヒントになることがあったのではないかと思う。

学生の時の様に一方的に教えてもらう受け身の勉強態勢ではなく、これからは一人一人が習ったことを自分の中でどう生かしていくか、どう着物の知識として組み立てていくか、は一人一人のやり方でどういう風にもなる。着物の知識として濃く深く・・・役立てていってもらいたい。うかうかと無為にすごしていれば「深く」ではなくて「不覚」な時間を送ることになりかねない。。。。。(笑)

 

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さて、次回は少し楽しんでもらおう。

 

2月23日(土)午後1時半・・

 

「着物の各部の名称と、着物の部位を使った諺」をやろうと思う。

これはちょっとした息抜き。時間のある方は自分で色々調べても面白い領域。

特に頑張る必要はない。

楽しんでもらおう、こんな時もないと。

であるからして、着物のコーディネートのテーマを決めよう。

「春の訪れ」としよう。

 

又今後の予定としては

3月16日「聞香会」を予定している。

詳しい事は次回に話すつもり。一応参加したい方は日にちを空けておくこと。

「聞香会」の内容としては「源氏香」を考えている。何故「源氏香」の文様があのように決められているのかなどが分かり感動するのではないかと思う。ゆめみ会の皆さんだけでなく二級、一級受験される方は是非参加されることをお勧め。

 

ではでは・・・・今回はこの辺で。

 

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 休むのも次の羽ばたきの為の準備さぁ~・・・♪♪♪

 

 

 

 

 

 

きもの文化検定一級対策講座開講

 

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以前のブログ「不治なるもの」を覚えていらっしゃるだろうか・・・

 

      

umryuyanagi104.hatenablog.com

 

県外の方できもの検定対策講座を和装組曲に習いに来たいと希望された方を私が断った内容である。その方から久しぶりにメールを貰った。

 

    >  死ぬ気で臨んだ一年だったが結果は又も準一級。

    しかも前回と比べて一点しか上がっていなかった。

    もう辞めようかな・・と思う。この辺が自分の限界。

 

というそんな内容だった。

そうか・・・まだ一級はクリアーはできていないんだ‥と思った。

電話してその辺の事情などを聴いてみた。

仕事がある。家庭もある。子供もいる。

当然優先順位が自分のことは最後となる。

一生懸命出来る時も有れば全く手つかずの日もある。

それでも出来る精一杯の事をやった一年だったに違いない。

それなのに一点しか増えていなかった。

力が抜けたのだろう。少し涙声にも聞こえた。

何といっても決めるのは本人である。

本人が力尽きたなら傍が何を言う必要がある。

辞めるなら辞めればいい。

自分で決断したのだ。

その方の生き方でもある。

私は何も言わなかった。

その日はそれで終わった。

 

しかし・・・夜寝ていて気になった。

寝返りを何度もうった。

彼女の気持ちが何処にあるのか考えてもみた。

きっと彼女は助けてほしいのかもしれない。

きっと勉強の仕方が悪いのかもしれない。

愚直なまでに素直に律儀に一生懸命丸暗記して格闘してきたにちがいない。

 

で・・・

次の日電話した。

「勉強のやり方が悪いのではない?」と。

「分かっているのです。でもどうやったらよいか分からない・・」と。

 

私の腹は決まった。

金沢まで通う?

一緒に最初からやってみる?

一月に一度位しか見てあげられないけどやってみる?

勉強の切り口を変えてみようよ。

自分で自分の限界を決めるのはやめようよ。

続けることが大事、と。

続けないと分からないことがあるし、案外そのことの方が大事。

 

「通います」という。

冷徹になり切れない自分がいる。

でも何とか力になって合格の嬉しさを味わわせたい自分もいる。

辞めるのはいつでもできる。

今辞めたら二度と挑戦はできないだろう。

 

やるか・・・やるしかないだろう。

自分も後悔したくなかった。

精一杯のことをしてあげたいと思うから。

 

県外のしかもよその着付け教室で学んだ方をみるなら、まずは自分の教室の方もみなければ片手落ちになる。で、一応一級を受ける資格のある二級保持者の方で現在も教室に出入りする方のみに連絡する。「一緒にしたい方おいで」と。無理にとはいわない。

 

明日から三人の方の一級受験対策講座を開講する。

三人の方以上に私の方が必死である。

一人の方の一級合格、二人の方の準一級合格・・・・それが目標。

 

更に二級を受ける方一人、

そして三級受験の方今のところ六人・・・・ひょっとしたら七人かも。(笑)

いよいよ始まる。

 

十一人の皆さん全員の顔に笑顔を開かせるよう雲龍柳の一年の決心。

 

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琵琶教室も始まる。

 

 

     思う事思うがままに成し遂げて

            思うままなる人生を行け

 

 

はい、言われなくても行きますとも。

頑張るしかない。

忙しい一年が始まった~♪♪♪

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪♪♪・・・・・・

 

ところで先日「いろは会」の新年会が開催された。

皆さん素晴らしいコーディネートをされて参加。

着方も文句なしの美しい装い。

「お~っ!!!」

格調のある着姿に思わず声が漏れる。

一年かそこらでよくここまで頑張った。

凄い方々である。中々いないのが現状。

二月からは新規の方も増えて、今度は七人の「ゆめみ会」となる。

会場となった老舗料亭の女将からも称賛の声を頂いた。

「こんな着付け教室が金沢にあったんですね。」と。

「いゃあ~物凄く勉強させていただきました。感動しました。」と。

 

私の方こそありがとうございます。

山本一力氏の「かんじき飛脚」を読んでから、どうしてもこの老舗料亭で一度は会食したかった。長い歴史を持つこの老舗料亭でのひと時が、どれほどの感動を与えてくださったか。歴史の積み重ねは何とも貴重である。皆さんと、教室では決して体験できない貴重な時間を共有できた事をここに感謝いたします。

 

 

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お食事をするまでの待合の間で

 

 

 

 

 

行不由楽(行くに楽を由とせず)

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今日の我が職場の玄関。

 

 

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壁の「小面」は我が作品。

右手の階段を昇れば着付け教室「和装組曲」である。

 

 

 

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左手の暖簾をくぐれば・・・こんな空間。

 

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小さなお気に入りのミニギャラリー・・

 

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山岸大成氏の香炉とぐい飲み・・

ここは着付け教室とは別に自分の気に入ったもので飾られた部屋

焚く香はいつも沈香、この重い香りが何とも心地よい。

 

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障子戸を開ければ一番好きな竹が見える・・・

 

 

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タペストリーとして飾るのはこのブログで知り合った方々が下さった唐織の帯

いつも大事にしている。

 

 

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そう・・ここは私のとっておきの場所

 

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琵琶を弾く場所。

 

 

 

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そして・・

今年からこの場所で琵琶教室を始める。

 

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習い始めた時はまさかこんな日がこんなに早く来るとは思いもしなかった。

去年「教師免許の試験に挑戦しなさい」と師から言われた時も何度か落ちることを密かに覚悟していた私である。

歌法も弾法もまだまだ未熟でとても一度でクリアーできるなんておこがましいと思ったのであるが何事も挑戦・・・落ちたら落ちたでそこからきっと次の課題が見えてくるに違いないと思った。落ちることを恐れて辞退するのはもっと卑怯であろうとも。自分の足りないものとキチンと向き合おう・・と。

去年12月、免状を受け取り感無量。

「あ、あ・・・何て私は果報者~♪」

 

私の琵琶の教師としての新しいページが始まる。

ブログの皆さん、和装組曲の皆さん、

もし琵琶に少しでも興味があれば覗いてみてください。

何かを習う時、それが楽(らく)と理由で選ぶ方もいるかもしれない。

でも、本当にそうだろうか。

険しく辛く時にはくじけそうになってもそれを乗り越えた時の喜びはきっと「楽しい」はず。「嬉しい」はず。とてつもない喜びはそんなところから生まれるのではないだろうか。岩あり、壁あり、茨あり・・平坦な道よりやり遂げ成し遂げた喜びはとてつもなく大きいのだ。

 

「楽」と言う字と「楽しい」と言う字は同じ字を書く。しかし中身は物凄く違うと思うのだ。「楽」ではないけれどとても「楽しい」世界・・・一緒にやってみませんか?

 

今、和装組曲のHPを少し手を入れている。一月中には何とかお見せできると思うのだが、ブログではちょっと早くご披露した次第。

 

きもの文化検定一級合格と・・・

錦心流琵琶教師免許合格と・・・

この二つのタイトルはずっと心に待ち望んだ私の長年の夢だった。

このブログを始めた時からこれらに悪戦苦闘、七転八倒していた様が恥ずかしながら一杯。一杯ではあるが、それはそれで実に楽しい思い出でもある。(笑)

 

着物と琵琶、今年は更に更に頑張るのだ。

ステージを上げるために更に更に精進するのだ。

なにせ人生百年時代。

自分を錬磨する一つの方法・・それが

今からスタートだと思うと更に愉快ではないか。

年寄りでも何でもやってやれないことはないのだ、と。

 

 

神社で今年ひいたおみくじ・・

 

     思う事思うままに成し遂げて

           思うままなる人生を行け!!

 

はい、神様にもお許しいただいたのだ。

 

   ・・・・・・一直に・・行くぞこの道、まっしぐら・・・・♪

 

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天地の目

能面「中将」が仕上がった。

で次の面・・・「若女」(わかおんな)・・・

今度は女面である。

能では「井筒」「杜若」「花筐」などに使用されるとか。

暇暇にどんな能舞台なのかを見に行ってこなければ。

 

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女面というと皆さんはすぐに「小面」を思い浮かべるに違いない。

「小面」と言うのは女性でも比較的若くて微かに少女の面影を浮かべ可愛いくてどこか大らかと言われる面である。また「小面」と同じように女性の面としては「増」(ぞう)という面が有名である。「増女」ともいう。これは室町初期の面の作者「増阿弥」によって作り出されたことによる名の由来である。美人ではあるが少し年齢も行き、抑制のきいたキリリとした表情と引き締まった面立ちの面で神性を帯びた雰囲気から女神、天女などに使われる。「小面」と「増」の中間に位置するのが「若女」の面である。小面の可憐なかわいらしさと、増の少し厳しくもある品位や理性を感じさせる中間・・・の「若女」

その他に若い女性の面としては「孫次郎」もある。これは室町時代金剛家の先祖である金剛家の能楽師が亡き妻を忍んで作った女面で、この能楽師が後に名を変えて孫次郎と名乗ったことから彼の作った面が「孫次郎」と呼ばれるようになったのである。

 

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各流派では大事にする女面が分かれている。

例えば金剛流では「孫次郎」を大切にし、金春・喜多流では「小面」、宝生流では「増」、更に観世流は「若女」を。各流派の大切な能の演目には女面なら何でも・・と言う訳でなく各流派ともここぞという時に大切にしている面を使う。もっともこれは今では有名でどんな書物にもでている。

 

さて、今日のタイトル「天地の目」・・・

「天地」と言うのはいわば「上と下」の意味。

能面は片方の目が上を見ていて、片方の目が下を向いているように作られている。これを「天地の目」というらしい。なにせ全て書物の受け売り。(笑)

目が実際の角度より少し上を向いている、又は少し下を向いている、両の眼がこのように実に工夫されているので得も言われぬ表情となる。

大抵は能面の左目が上を、右目が下をかすかにではあるが向いているというのが通説。

当然私が今度課題とする「若女」もそうである。普通なら・・・

しかし、「若女」でも江戸時代中期の洞水作の若女は少し異色である。

天地の目が逆転しているのである。つまり右目がかすかに上を向き、左目がかすかに下を向くのである。能面師・洞水が勝手にそういう工夫をしたのか、はたまた能楽師の希望でそのような面にしたのかははっきりしていない。

実際は作る時にどの様にその向く角度を調整するかと言うとそれは各自の工夫しかない。目の穴の開け方、角度、彩色、そして眼球が上瞼と下瞼にどのような雰囲気でふくらみを持たせているか…等々。当然工夫しながらの次の半年となる。

面白いでしょ?

こんなことを考えながら・・・考えても実際生かせるかどうかは全く別問題、何せノコギリもノミも金づちも実に危なっかしい手つきで作業しているのだからして…・・・半年も一年もかかるわけだ。

 

 

そんなこんなで私が来年挑戦するのは洞水作・若女・・・

さてどうなりますか…頑張ります。

 

 

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ここ何日か急に寒く、皆さん体調不良が続きませんか。

どうか風邪など召されませぬように。

 

最後に先日の「半襟付け」の教室風景。

皆さん必死。

 

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でも初めてながら早い方で20分かからない。ほとんど30分でつけられたので素晴らしい。

新しい半襟で気持ちの良い着物姿で新春を迎えられたし。

 

 

次の「いろは会」の教室は1月19日(土)。

今の「いろは会」メンバーの最後の教室。

目一杯おしゃれをしてみんなで新春を祝いましょう~♪

 

     ★☆★☆★ 皆さん、良いお年を ★☆★☆★

 

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